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英・キャサリン皇太子妃が欠席したイースター礼拝で、王室女性たちがグリーンをまとった理由

2023年7月、トゥルーピング・ザ・カラーの式典で。「アンドリュー・ゲン」のドレスと「フィリップ・トレーシー」のハットをグリーンでそろえたキャサリン妃 Photo:Mark Cuthbert / Getty Images

2024年3月31日(現地時間)、英国王室恒例のイースター礼拝が行われ、カミラ王妃、アン王女、ヨーク侯爵夫人サラ・ファーガソンがそろってグリーンをまとって出席。英紙『Daily Express』によると、英国内最大の慈善団体のひとつである、がん患者の支援団体「Macmillan Cancer Support」のシンボルカラーがグリーンであることから、がん治療中のため欠席したキャサリン皇太子妃へ向けたメッセージなのではないかと話題を呼んでいる。マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。

イースター礼拝でロイヤルファミリーの女性たちが、グリーンでコーディネイトをしたのには深い理由がありそうだ

そして、それはキャサリン皇太子妃と関係している。

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チャールズ国王、カミラ王妃をはじめとするロイヤルファミリーが、2024年3月31日(現地時間)にウィンザーのセント・ジョージ礼拝堂で行われたイースターの礼拝に出席した。そして王室の女性たち、カミラ王妃、アン王女、そしてヨーク侯爵夫人サラ・ファーガソンは、この行事のためにグリーンをまとうことにした。

カミラ王妃は「アンナ・ヴァレンタイン」の堂々たるエメラルドグリーンのドレスを、プリンセス・ロイヤルことアン王女はミントグリーンのコートとそれにリンクしたフェザーハット、ヨーク公爵夫人(チャールズ国王の弟アンドリュー王子の元妻で、イースター礼拝への出席は1990年代以来のことだそう)はケリーグリーンのドレスと、3人とも異なる色合いのグリーンを着用した。

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この3人の女性がグリーンでコーディネートしたのには、素敵な理由があるようだ。最近、がんと闘っていることを明らかにしたプリンセス・オブ・ウェールズことキャサリン皇太子妃は、夫ウィリアム皇太子と子どものジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子とともに、伝統的なイースター礼拝を欠席した。グリーンは彼女の好きな色だとされている。

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キャサリン妃の好きな色であることに加え、この色は「伝統的に自然、春、新しい命を連想させる」と英誌『HELLO!』は報じた。

王室女性たちは実際、色を合わせたコーディネートでよく登場しており、2022年12月に行われたキャサリン妃主催のクリスマスキャロルコンサートでは、王室女性の数名がワインレッドをまとって、彼女をサポートした。グリーンといえば、エリザベス女王の夫フィリップ殿下の追悼式に出席するために、王室の女性たちはその色を着用して団結している。彼の好きな色はエディンバラ公爵としての役割にちなんだエディンバラ・グリーンだったからだ。

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ウェールズ一家5人は通常はイースターの礼拝に出席するが、今年は彼らのカントリーハウスであるアンマー・ホールで、キャサリン妃ががん療養中のため、家族だけで過ごしている。カミラ王妃、アン王女、ファーギー(ヨーク公爵夫人の愛称で、彼女もがん闘病中である)がグリーンを選んだのは、その場には出席していないものの、気持ち的にはそばにいるキャサリン妃を応援する無言のメッセージなのかもしれない。

「グリーンは成長を表し、犠牲、復活、そして新たな始まりというテーマがあふれるイースターの時期においては、特にふさわしい象徴です」とパーソナル・スタイリストのFrancesca Cairnsは『Daily Express』に語った。グリーンは「楽観主義を表します」と彼女は言い、「希望に満ちた感情を呼び起こすのです」と付け加えた。「グリーンはまた、再生と希望を連想させます。王族が一堂に会し、何かメッセージを伝えたいと思う特定のイベントでは、色を合わせていることに私は気づいていました」

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チャールズ国王もまたがんと闘っている中、この礼拝に出席した。そしてチャールズ国王は彼の健康を祈るために集まった国民に挨拶(あいさつ)しており、バッキンガム宮殿は国王のがん治療の進捗状況について、この外出は「非常に勇気づけられる」ものだったと述べている。

Translation & adaptation: Akiko Eguchi

英・キャサリン皇太子妃ががんを公表、その日を慎重に選んだと伝えられる
英・キャサリン皇太子妃、がんと闘う幼い子どもたちのために匿名で自身の髪の毛を寄付していた

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