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「LVMHウォッチウィーク2024」で披露された「ブルガリ」の新作ウォッチ。来日したウォッチ部門トップが語るタイムレスな魅力

ブルガリは2024年1月末から2月にかけて米国・マイアミで開かれた「LVMHウォッチウィーク2024」で、今年初となる新作ウォッチを披露した。注目のニューモデルは、ゴールドのケースによってクラシカルな雰囲気を強調した「ブルガリ・ブルガリ」、ジュエリーウォッチの煌(きら)めきが印象的な「ルチェア」、そしてエレガントな雰囲気を増した「オクト フィニッシモ」。その魅力を、このほど来日したウォッチ部門マネージング・ディレクターのアントワーヌ・パン氏に聞いた。

アントワーヌ・パン 「ブルガリ」 ウォッチ部門 マネージング・ディレクター
アントワーヌ・パン「ブルガリ」ウォッチ部門 マネージング・ディレクター

5回目を迎えた「LVMHウォッチウィーク」は、これまでのブルガリ、ウブロ、タグ・ホイヤー、ゼニスに加え、ダニエル・ロートとジェラルド・ジェンタも参加。4月初めにスイス・ジュネーブで開かれる「ウォッチズ&ワンダーズ」に先立って開かれ、2024年の時計トレンドを方向付けるイベントとしても注目されている。「世界各地の注目を集める都市で開催し、グローバルなイベントとしても年々、影響力を強めている」とパン氏は話す。

ブルガリ・ブルガリ

新作でまず目を引くのが「ブルガリ・ブルガリ」。1975年、ジャンニ・ブルガリの思い描いたウォッチを、ジェラルド・ジェンタがスケッチすることで形にしたブルガリの「アイコン中のアイコン」と言ってもいい。今回はイエローゴールドとブラックダイヤル、ピンクゴールドとシルバーオパーリンダイヤルの組み合わせが登場し、クラシックな雰囲気をより強調した。ケースの直径も26mmに加え、男女で兼用できる38mmのサイズを提案している。「多様な愛用者を想定したサイズ展開になった」とパン氏は説明する。

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「ブルガリ・ブルガリ」

イエローゴールドの新作は、漆黒のダイヤルの12時と6時の位置に配置されたアラビア数字と細長いインデックスのコントラストが印象的。「ミニマリズムに徹しながらエレガントな雰囲気を強調している」。一方、ピンクゴールドケースの新作は、ダイヤルにシルバーオパーリンを採用。「そうすることで、よりやわらかな雰囲気を感じさせるタイムピースに仕上がった」とパン氏も満足げな様子だ。

20240322_ブルガリ新作ウォッチ_「ブルガリ・ブルガリ」
「ブルガリ・ブルガリ」

ブルガリ・ブルガリ LISA 限定モデル

さらに若い世代に「ブルガリ・ブルガリ」の魅力を伝えられる「BLACKPINK」のLISAとコラボレーションした限定モデルも見せた。ステンレススティールのケースとピンクゴールドのベゼルの組み合わせが華やかさを引き立て、マザーオブパールのダイヤルの上でダイヤモンドが美しく煌(きら)めく。裏蓋には彼女の愛するエーデルワイスの花が刻印され、若々しく、モダンな雰囲気を演出する。「今回のコラボレーションによって『ブルガリ・ブルガリ』の魅力を若い世代に発見してもらうきっかけとなりそう」とパン氏も期待を込める。

20240322_ブルガリ新作ウォッチ_「ブルガリ・ブルガリ LISA 限定モデル」
「ブルガリ・ブルガリ LISA 限定モデル」
20240322_ブルガリ新作ウォッチ_LISA

ルチェア

2014年に登場した「ルチェア」はジュエリーウォッチへの新しいアプローチを体現してきた。誕生10周年を迎える今年は、マザーオブパールの「インタルシオ」と呼ばれる透かし彫りを施したダイヤルと、マラカイトの「マルケトリ」がセットされたダイヤルに彩られた新作が披露され、「ルチェア」の新しい一面を感じさせるコレクションとなった。

20240322_ブルガリ新作ウォッチ_「ルチェア」
「ルチェア」

ブレスレットも新しくデザインされ、ピンクゴールドとステンレススティール製ポリッシュ仕上げのセンターパーツが交互に組み合わせられたブレスレットが手首を優しく包み込む。「ジュエリーのクラフトマンシップとデザインを創造するブルガリの伝統があるからこそ、今回の『ルチェア』の新作が可能になった」とパン氏が開発の舞台裏を説明する。

オクト フィニッシモ

極薄ケースのコンプリケーションウォッチの潮流を先導した「オクト フィニッシモ」からはイエローゴールドを大胆に取り入れた新作を見せた。1930年代のアール・デコの意匠を思い起こさせるデザインで、ゴージャスな雰囲気を演出する。同時にサーモンダイヤルを備えたスティールヴァージョンも発表。こちらはマニエリスム絵画を思わせるコッパーカラーのサンレイダイヤルが印象的だ。厚さわずか2.23mmの世界最薄自動巻きムーブメント「BVL138」を搭載し、約60時間のパワーリザーブ機能を有する。「いずれのモデルも卓越したウォッチメーキングの技術とエレガンスを体現するモデルで、ブルガリのDNAが息づいている」とパン氏は話す。

20240322_ブルガリ新作ウォッチ_「オクト フィニッシモ」_②
20240322_ブルガリ新作ウォッチ_「オクト フィニッシモ」
「オクト フィニッシモ」

今回来日したパン氏は、ブルガリでウォッチ関連のビジネス戦略の立案を担当し、ウォッチのコンセプトワークからデザイン開発まで幅広く手がけている。かつて、LVMHグループのタグ・ホイヤーの日本法人でジェネラルマネージャーを務めた経験もあり、日本市場の動向も熟知。「日本でのラグジュアリーウォッチに対するニーズは底堅く、売り上げも順調」とした上で、「品質やスペックを見分けるお客様の能力が極めて高く、日本での新作披露はいまだに緊張する」と話す。「その意味で今年の新作はいずれも、日本のお客様に満足してもらえるはず。随所にブルガリならではのサヴォワフェール(匠の技)が息づいているから。そのタイムレスな魅力を感じていただきたい」

「ブルガリ」のアイコン“セルペンティ”誕生75周年を記念し壮大なエキシビションを開催
森 星や山下智久らが来場。「ブルガリ」セルペンティ 75周年記念エキシビション
ブルガリ「セルペンティ」75周年を記念したエキシビションを開催

お問い合わせ先

ブルガリ ジャパン tel: 0120-030-142
https://www.bulgari.com/ja-jp/

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