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東京のクリエイティビティを再発見する「東京クリエイティブサロン」が開幕

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東京をパリ、ミラノ、ニューヨーク、ロンドンに次ぐ、新たなファッションとデザインの発信拠点として位置付け、この街を世界一のクリエイティブシティにすることを目標に掲げて、2020年よりスタートした祭典「東京クリエイティブサロン」(以下TCS)。今年で5回目となる「TCS24」は、“Co-Creation”をテーマに、3月14日(木)〜24日(日)まで開催される。 そのキックオフとなるオープニングイベントが、3月14日(木)、東京・代々木第一体育館で行われた。

東京らしい世界に誇れるプロジェクトへ

東京クリエイティブサロン

イベントではまず、TCSの会長を務める廣内武があいさつ。「日本、そして東京のクリエイティブなコンテンツを広げる大きなプラットフォームが必要であり、それを世界へ発信していく」と、同イベントについてコメント。

副会長を務める大西洋は、「東京都のアート、文化、デザイン、ファッションは、世界から見るとクリエイティブという評価が高い。TCSは、大きなプラットフォームとして、そして東京のまちづくりとしてのコンテンツとして、今年は去年以上のコンテンツが増えた」と話し、「今後はみんなでプラットフォームを大きくしていき、東京らしいコンテンツを作りながら世界に誇れるプロジェクトにしていきたい」と続けた。

東京ブランドのランウェイショーがオープニングアクトに

今回のオープニングイベントは、「楽天ファッション・ウィーク東京」とも連動。「AKIKOAOKI」「MIKIOSAKABE」「MURRAL」の3ブランドが2024-25年秋冬のコレクションを発表し、“今”の東京を発信する場にふさわしいクリエイティブなショーをそれぞれ披露。

東京クリエイティブサロン
1800年代の歴史的な衣装のデザイン、パターン、技法、テキスタイルを再現することで、過去と未来を対比させ、人工的なジャージ、全身タイツ、靴などを通じて現代性を表現したコレクション

「MIKIOSAKABE」は一般に公開される初のショーとなったため、イベントではTCSのファッション統括ディレクターを務める松井智則と、「MIKIOSAKABE」のデザイナーである坂部三樹郎とのトークセッションも。東京の魅力について坂部は、「日本はストリート、街ごとにおもしろいことが多いので、その街から出てきたものが一般化されることが他の世界とは違う。その違ったクリエイティブの広がり方に期待したい」とコメント。

東京クリエイティブサロン
「MIKIOSAKABE」のデザイナー、坂部三樹郎

今回のショーが初めて一般に公開されることについては、「一般の方に見ていただくという初の試みであるなか、このような広い会場でショーを行うことで、どのようにクリエイティブを伝えられるのか?を試す機会でもある」と話した。松井は、「世界中から日本に来てもらうようにしていきたい。そして、人びとの美意識を高め、日本発信の文化を広げることに繋げていきたい」と、最後にTCSのこれからについて展望を述べた。

“外から”日本のクリエイションを見る必要性

また、「日本のデザインシーンとクリエイティブ産業について考えるカンファレンス」と題した、これからの共創のあり方についてのディスカッションも開催。同ディスカッションには、ジャパンクリエイティブ理事の田渕智也・倉本仁・熊野亘の3人と、TCS統括クリエイティブディレクターで「パノラマティクス」主宰齋藤精一が登壇。

東京クリエイティブサロン
左から、TCS統括クリエイティブディレクターで「パノラマティクス」主宰齋藤精一、ジャパンクリエイティブ理事の倉本仁、熊野亘、田渕智也

「日本のクリエイティブ・コンフィデンス(自分の創造力に自信を持つこと)の低さ」(2023年は23.9%)の調査結果をもとに、クリエイティブ・コンフィデンスをあげられるようにTCSがプラットフォームになることが重要だとコメント。さらに、「これからのTCSは日本のコンテンツをどんどんもってきて、海外の人に見てもらえるようにしていきたい」という展望も。それを踏まえ、「日本のデザインシーン/イベント」「日本のクリエイティブの横のつながり」「観光産業とクリエイティブ産業の共創」の小テーマをもとに、日本が抱えるクリエイティブに対する意識と海外から見た日本の評価の高さとのギャップ、“外から”日本のクリエイションを見る必要性、ファッションとデザインが近い関係を築いていくことの重要性について語った。

TSC24では羽田を含む東京を代表する10エリアが連動し、さまざまな業界のレイヤーを越えた100を超えるコンテンツが用意されている。気になるコンテンツはこちらの記事でチェックしてほしい。

Exhibition data
TCS24(TOKYO CREATIVE SALON 2024)
開催期間:3月14日(木)~ 24日(日)
開催エリア:丸の内、日本橋、銀座、有楽町、赤坂、渋谷、原宿、羽田、六本木、新宿
主催:東京クリエイティブサロン実行委員会
イベント規模:想定来場者数150万人/参加アーティスト100人以上/コンテンツ数100以上
公式HP:https://tokyo-creativesalon.com
公式SNS:https://www.instagram.com/tokyocreativesalon/

Text: Kurumi Fukutsu photo: Tomoyoshi Oshiyama

都内10エリア、コンテンツ数は100以上。ファッションとデザインの祭典「東京クリエイティブサロン2024」
世界にも類を見ないクリエイティブの祭典「TCS24」。都内10エリアで開催

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