「ティファニー」アレクサンドル・アルノー氏が語る銀座本店リニューアル。表参道店オープンにも期待

アレクサンドル・アルノー
プロダクト & コミュニケーション部門 エグゼクティブ ヴァイス プレジデント

銀座本店から「ティファニー」の物語を伝えたい

「日本には30回は来ていて、文化や歴史が素晴らしい国だと思います。東京でも、その他の都市でも、特別な体験ができる。そして他者を尊重、尊敬するという姿勢も好きです」と話すのは、「ティファニー」のプロダクト＆コミュニケーション部門でエグゼクティブ ヴァイス プレジデントを務めているアレクサンドル・アルノー氏。ラグジュアリー業界で活躍する人材の中では、30代とかなり若手ではあるが、前職ではドイツのラゲージブランド「リモワ」の買収の指揮を執り、その後CEOに就任。「リモワ」のリブランディングを成功させた実力者だ。現在は、その手腕を買われ、ニューヨーク生まれの世界的なラグジュアリージュエラーである「ティファニー」で、その才能を発揮する。

アルノー氏が就任後、「ティファニー」は今年4月、ブランドの顔とも言えるニューヨークの五番街にある本店を大幅リニューアルオープン。さらにそれに続き、7月には銀座本店も新たなコンセプトで生まれ変わらせた。リニューアルオープンに際し来日したアルノー氏は、日本での新旗艦店について「来日する前から、図面や完成図などはチェックしていましたが、やはり“百聞は一見にしかず”ですね。店の印象は180度、変わりました。これは必要な変化だと認識しています。アート作品を店内に飾ったのは、ニューヨーク本店が初めてですが、銀座本店でも同じことをしています。日本で最重要とする店舗なので、最初にリニューアルに取り組みましたが、日本全国にある他の約60店舗も今後少しずつ変えていく予定です」。

「ティファニー」は、50年前にいち早く日本に進出。「ティファニー^® セッティング」と呼ばれる婚約指輪で大きな人気を博し、銀座にブライダルの専門店も構えるほどに成長した。さらにスターリングシルバーのアクセサリーなど、エントリーアイテムを豊富に展開することも魅力の一つで、日本での売り上げも着実に伸ばしてきた。

日本最新の旗艦店に！「ティファニー銀座本店」がリニューアルオープン