「ティファニー」アレクサンドル・アルノー氏が語る銀座本店リニューアル。表参道店オープンにも期待

「確かに婚約指輪などの需要はとても高い。しかしながら、我々はハイジュエリーを150年以上も手がけておりますし、ジャン・シュランバージェのような伝説的なデザイナーの作品もある。それらの個性的なアーカイブが私たちの強みでもあります。そんな物語をもっともっと語っていきたい。新しい銀座本店は、まさにその物語を感じてもらえる店舗になりました」

ニューヨーク本店に続き、すぐ銀座本店の改装に着手したことからも分かるように、現在の「ティファニー」においての日本の存在は、とても重要であると、アルノー氏。

「当ブランドにおいて、日本は常にトップ5に入る売り上げを誇っている重要な国ですから、日本における『ティファニー』の好感度と存在感を保ち続けることは必須です。日本のお客様たちは、世界的に見ても、とても洗練されていると思います。ですから、新作を発表する際も、まず日本の市場で試してみて、その結果を踏まえて、世界展開を考えることもあるほどです。日本では、今年9月に『ティファニー表参道店』が誕生します。この店舗はリニューアルではなく、全くの新しい店舗になることもあり、今から私自身、とてもワクワクしています」

ティファニーの「ティファニーノット」コレクション最新作