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ケンゾー創設者・髙田賢三の功績や人柄をつづった書籍「髙田賢三と私」

2020年10月、新型コロナウィルス感染症によって逝去したデザイナー 髙田賢三氏。ビジネスパートナーとして、またプライベートマネージャーとして、公私ともに37年間を支えた鈴木三月氏によって、賢三氏の人間味あふれる素顔が語られた書籍「髙田賢三と私」を紹介する。

著者の鈴木三月氏は、1977年にフランス・パリのソルボンヌ大学、Institute Catholiqueへ短期留学後、パリ・プレタポルテ・オートクチュール協会日本事務所に在籍。1983年、髙田賢三氏が創設したブランド「KENZO(ケンゾー)」のレディース・ライセンス事業を展開していた株式会社エルカに入社し、同ブランドの広報・PR担当として、髙田賢三氏との交流がスタートした。

ヨーロッパのファッションブランドのPRを手掛けるとともに、賢三氏とも広報契約を締結。その後、賢三氏からのオファーにより、ビジネス面のサポートだけでなく、パーソナルマネージャーとして、同氏をプライベート面でも幅広くサポートした。

本書カバー

ファッションブランド「KENZO(ケンゾー)」の創設者である髙田賢三氏は、1965年に渡仏。パリで発表したコレクションのデザインは、世界に新しい旋風を巻き起こした。東洋と西洋の伝統や文化を、自身の感性というフィルターを通して“服”に落とし込み、その新しい発想は、パリモード界のみならず、世界のモード界に衝撃を与えた。

人を驚かせたり、楽しませるのが大好きだった賢三氏の、いつもどんな時でも夢へ向かって邁進していた姿が、プライベートを含む貴重な画像とともに本書につづられている。

text: Tomoe Tamura

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関連情報
  • 書名:髙田賢三と私──「パリの息子」とすごした37年間
    著者:鈴木三月(すずき・やよい)
    発売日:2023年2月21日(火) ※初版年月日:2023年2月27日
    判型:四六判
    定価:¥2,420

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