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【心を潤すステージ・ライフ】vol.2 実力派俳優の活躍が光る12〜1月の注目舞台作品3選!

息づかいや足音などのリアルな音に耳をそば立てて、舞台に上がる役者と同じ空気を吸い、五感をフルに使ってその世界観にどっぷり浸るのがまさに舞台の醍醐味。感度の高いマリ・クレール読者におすすめしたい、12〜1月に見られる注目作品はこちら!

吉田鋼太郎×小栗 旬の新タッグに注目!『ジョン王』

初代芸術監督・蜷川幸雄のもとでシェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指し、1998年のスタート以来、話題作を発表し続けてきた彩の国シェイクスピア・シリーズ。2代目芸術監督を務める吉田鋼太郎の強い思いから、今回の上演が決定した。

舞台はイングランド。正当な王位継承者である幼きアーサーに代わってイングランド王となっていたジョン王の元に、先王リチャード1世の私生児だと名乗る、口の達者な男が現れる。まんまと王族の仲間入りをした私生児は、権力者たちの愚かなふるまいを鼻で笑いながらも、戦争に巻き込まれていって——。

生命力とユーモアにあふれ、世の中をシニカルに見つめる若者“私生児”を演じるのは、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の活躍も記憶に新しい小栗旬。フランス王(東京公演)とジョン王(愛知・大阪・埼玉公演)2役を演じるのは、演出も兼ねる吉田鋼太郎だ。2人の新たな挑戦に、期待が高まる。

『ジョン王』

彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』

【東京公演】2022年12月26日(月)〜2023年1月22日(日) Bunkamura シアターコクーン
【愛知公演】2023 年1月26日(木)〜29日(日)御園座
【大阪公演】2023年2月3日(金)〜12日(日)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【埼玉公演】2023年2月17日(金)〜24日(金)埼玉会館 大ホール

作 : W.シェイクスピア
翻訳 : 松岡和子
上演台本・演出 : 吉田鋼太郎 (彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)
出演:小栗 旬、吉原光夫(東京公演)、中村京蔵、玉置玲央、白石隼也、高橋 努、植本純米、櫻井章喜(愛知・大阪・埼玉公演)、間宮啓行、廣田高志、塚本幸男、飯田邦博、坪内 守、水口テツ、鈴木彰紀、堀 源起、阿部丈二、山本直寛、續木淳平、大西達之介、松本こうせい、酒井禅功/佐藤 凌(Wキャスト)
吉田鋼太郎

高畑充希のラブコールで実現!?『宝飾時計』

劇作家で演出家の根本宗子に「わたしに芝居を書いて欲しい」と女優・高畑充希が声をかけ、実現したのがこの『宝飾時計』。主演の高畑充希のほか豪華実力派俳優陣をそろえ、いよいよ2023年の1月9日(月・祝)から東京芸術劇場プレイハウスで幕を開ける。

女性ならではの独特な視点で注目作を生み出し続けている根本宗子。今回書き下ろした新作は、生き方に悩む子役出身の女優が主人公だ。同級生たちが次々と結婚し子供を産んでいく中、「私は何のためにこんなことをやっているのだろう」と自分の存在の意味を見つけられずにいた。

そんなゆりかの心を支えているマネジャーの大小路役に成田凌。21年ぶりに再会する女優役に小池栄子と伊藤万理華が挑む。日々増える無力感の中、果たしてゆりかは自分の存在意義を見いだせるのだろうか……。主人公演じる高畑充希のみずみずしい演技に期待が高まる。

『宝飾時計』

『宝飾時計』

【東京公演】2023年1月9日(月・祝)〜29日(日) 東京芸術劇場プレイハウス
【大阪公演】2023年2月2日(木)〜6日(月) 森ノ宮ピロティホール
【鳥栖公演】2023年2月10日(金)〜12日(日)  鳥栖市民文化会館 大ホール
【愛知公演】2023年2月17日(金)〜19日(日)  東海市芸術劇場  大ホール
【長野公演】2023年2月25日(土)、26日(日)  サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター) 大ホール

作・演出:根本宗子
出演:高畑充希、成田 凌、小池栄子、伊藤万理華、池津祥子、後藤剛範、小日向星一、八十田勇一

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