「キッザニア」でSDGsを学ぶ! 「フードロスバンク」とコラボした期間限定パビリオンがオープン
「レスキューフードセンター」でつくる「キッシュグラタン」イメージ(C)KidZania
食品ロスをテーマに、おいしくSDGsが学べるパビリオン「レスキューフードセンター」が期間限定で登場。まだ食べられるのに捨てられてしまう食材を主役にレシピを開発したのは、ミシュラン二つ星シェフの飯塚隆太氏と、フードロスバンクの杉山絵美氏だ。「キッザニア東京」は10月25日(火)から31日(月)まで、「キッザニア甲子園」は11月22日(火)から28日(月)まで開催する。
3歳から15歳までの子供たちが体験できる施設「キッザニア」は、好きな仕事にチャレンジし、楽しみながら社会の仕組みを学ぶことができる「こどもが主役の街」。今回期間限定で登場するのは、SDGsについて学べるパビリオン「レスキューフードセンター」だ。
材料の「しめじの軸」(イメージ) (C)KidZania
子供たちの興味関心度が最も高い(※1)「食品ロス問題」をテーマにしたもので、一般的には流通が難しい「しめじの軸」や、家庭で余りがちな一般食材を使って「キッシュグラタン」づくりを体験。レシピは、ミシュラン二つ星シェフの飯塚隆太氏と、フードロスバンクの杉山絵美氏が共同開発した本格派。子供たちはレスキューフード開発者として、食品ロスの現状や発生原因を知り、身の回りでできる削減の工夫を学んでいく。
世界では、消費のために生産された食料の約1/3(世界で約13億トン、日本でも約612万トン)が毎年廃棄されている(※2)。まだ食べられるのに捨てられてしまう食材でもおいしい料理が作れる事実は、子供たちの新発見につながるはず。食品ロス問題解決に取り組む、小さなシェフが誕生するかもしれない。
(※1)キッザニア館内のラリー完遂後、投函されたアクション宣言の集計結果より(2021年12月15日〜2022年3月31日)
(※2)農林水産省「食品ロスの現状を知る」2020年10月
text:Tomoe Tamura
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