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「XG」はZ世代の新しい音楽アイコン! 世界をターゲットに発信を続ける注目のガールズグループ

「XG」というグループをご存じだろうか? 今年の「東京ガールズコレクション」に登場したことで名前を聞いた、という人がいるかもしれない。「XG」はこれからの音楽シーンを面白くしてくれる、大きな可能性を秘めたガールズグループだ。 韓国でグローバルデビューを果たしたことから、K-POPのジャンルで活動するグループだと理解している人も多い。しかし、「XG」はK-POP、J-POPの枠組みにとどまらず、HIPHOPとR&Bをベースとしながら、多様な音楽と高いダンススキルで観客をハッピーにエンパワーメントしてくれる注目のアーティストなのだ。

日頃、どんなふうに音楽を楽しんでいるだろうか? オンラインストリーミングサービスを活用したり、動画で好きなミュージシャンの作品を見たり。10年前と現在では音楽の楽しみ方や見つけ方が大きく変化していることを実感する人は多いだろう。

テレビの登場以降、音楽が映像とセットになって提供され、その制作技術や演出手法が進歩することで、受け取る聴衆の音楽への期待値も変化してきた。すてきな曲や演奏を聴くことを通じて楽しむだけでなく、映像を通じて「見る」ことで楽しむことが当たり前になってきた。それは音楽+映像、すなわち「見る音楽」が聴衆の求めるものになったことを示している。

コロナ禍でライブを会場で観賞する機会が減ってしまった中、オンラインストリーミングを通じた「見る音楽」への需要は一層高くなった。そんな中、突如現れたのが「XG(エックスジー)」というガールズグループだ。

ご紹介する動画をぜひ見てほしい。

今から約1年前に突如YouTube上に現れたパフォーマンス動画だ。
それまで、国内外の音楽動画を見てきた、特にダンス&ボーカルグループのパフォーマンスを楽しんできた人たちの間で、「このグループはなに?」「『XG』って、どんなグループなの?」とちょっとした話題となった。

登場のインパクトを演出するための、情報を少しづつ提供していく手法は新しいものではないが、その手法の効果を大きく高めたのは、前段でご紹介した動画で見られるダンスパフォーマンスの完成度の高さが圧倒的だったから、だと思う。それほどダンスに詳しいという人ではなくても、迫力と気迫があふれた動画に目を奪われることだろう。

5年の歳月が作り上げた完成度

「XG」の始まりは、日韓合同プロジェクト「X-GALAXY」だ。グローバルエンタテインメントプロダクション・XGALXがグループ作りや制作を担い、多くの人々の前に送り出す。XGALXの代表であるSimon氏は、韓国人と日本人を両親に持ち、アメリカで生まれた。自身もK-POPアイドルとして活動していた経歴を持つ統括プロデューサーだ。

XGは、小学生から中学生の若い候補者たちから選抜された人材を、Simon氏を中心としたスタッフたちが日本と韓国を行き来しながら、5年にわたるトレーニングと入念な準備を経てデビューさせたグループなのだ。

左から、Harvey、ヒナタ、ジュリア、ジュリン、チサ、Cocona、マヤ

全員日本人で構成されたグループだが、中にはインターナショナルスクール出身で英語が堪能なメンバーがいたり、デビュー前から韓国語を学習していたりと、早くから世界市場での活躍を照準に準備されてきている。アジア圏から世界に発信するために、エンターテインメントを一つの重点産業カテゴリとして注力することで発展してきた韓国の音楽制作や供給のシステムを活用しながら、一方でデビュー曲以降、楽曲はすべて英語詞で発表されており、完全なグローバル・ミックスカルチャーグループとして活動している。

こういったXG誕生の背景を踏まえて、紹介した動画をもう一度観賞してほしい。

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