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「カブカット」って? 2023年秋注目の最新ヘアスタイル

Gilbert Flores / Getty Images

「カブカット(cub cut)」はその名の通り可愛らしいスタイルだ。秋がすぐそこに迫る中、ボブスタイルは今年も引き続き人気のあるヘアトレンドになっている。多くの人々と同様に、ボブの魅力を取り入れて、髪形をアップデートしたいと思っているなら、その答えが「カブカット」にある。 あなたの髪形が未完成のボブスタイルか、あるいはボブの長さに届きそうな場合、2023年秋、髪形をリフレッシュする絶好のスタイルが「カブカット」だ。もし去年のシャギーカットのファンだったなら、カブカットを試したくなるだろう。今注目の「カブカット」について、マリ・クレール インターナショナルのイギリス版デジタル記事よりお届け。

カブカット」とはどのようなヘアスタイルなのか?

「カブカットは、エッジの利いたウルフカットに、柔らかさを加えたバージョンです。」と、Marie Claire UKのへアアワード2023で、ヘアエクステンション部門のWinnerを受賞したヘアサロン Milk + Blushのエキスパート、Alice Dawkinsは説明している。「ウルフカットはマレット(※編集部注:襟足部分の髪だけを長く残したショートスタイル)のような要素が強く、たくさんのレイヤーを入れることを特徴としていましたが、カブカットはラフで不揃いなレイヤーを取り入れ、毛足を短く整えたスタイルになっています」

どんな髪の長さでもラフでザクザクとしたレイヤーは、多くのスタイルに取り入れられるが、カブカットを定義するのは短めの髪の長さだ。「このミディアム丈のヘアカットは、顔の彫りを際立て、頬骨を引き立てる助けになりますが、同時に柔らかいシルエットになります」とDawkinsは話す。

「カブカットは、ボブカットとウルフカットという二つの人気のあるスタイルの組み合わせから生まれました。ウルフカットは、通常鎖骨くらいの長さで、ゆるやかで質感のある外見を作るために多くのレイヤーが施されています。そして通常、束感のある前髪と組み合わせられます。カブカットはこれらのレイヤーをボブの長さの髪に施して、ざっくりとした、顎のラインに届く長さのルックを作り出します」と、Live True London(※編集部注:ロンドンのヘアサロン名)のエキスパートスタイリスト、Tyler Mooreは語っている。

カブカットを試すべきはどんな人?

「このスタイルは、すべての髪のタイプ、テクスチャー、顔の形に似合いますが、特に顔まわりのレイヤーに自然なウェーブやカールがある場合に素晴らしい効果を発揮します」とDawkinsは話す。「丸顔の方は、顔を長く見せるために前髪を長めにすることを考えましょう。一方、長い顔の方は、顔まわりにレイヤーまたはバングを加えることを考えるべきです」

もし髪の根元にボリュームや立体感を加える方法を探しているなら、カブカットはその助けになるだろう。「このスタイルは、カットの上部に立体感とボリュームを加えるのに役立つことがあります」とMooreは語っている。

しかし、もしボブの状態から髪を完全に伸ばしたいのであれば、カブカットは無視してほしい。「カブカットは、非常に短いレイヤーを取り入れるため、新鮮な印象を保つためにある程度のメンテナンスが必要です。これらのレイヤーは髪が伸び始めるにつれて少し不自然に見えることがあります。ボブの長さの髪を気に入っているけれども、新しいスタイルを試してみたい人には最適です」とMooreは説明している。

カブカットスタイルをスタイリングで維持する方法

新しいスタイルに移行する前に知っておくべきことは、そのスタイルを維持・スタイリングするのがどれほど簡単かということだ。幸いにも、カブカットは非常に手間のかからないスタイルだ。

「このカットは手間をかけずにスタイリングできるように設計されています。ベッドから出たままでも形作れるスタイルです。私はライトでケア効果のあるスタイリングスプレー、テクスチャーを与えるシーソルトスプレーやポマード、ドライシャンプーをスタイリングに使用することをおすすめします。特に髪が細い場合は、ホールド力、ボリューム、テクスチャーを加えるために役立ちます」とMooreは述べている。

「このスタイルの良い点は、カット自体で自然にスタイリングが出来ることです」とDawkinsは言う。「髪を自然乾燥させるか、ディフューザー(※編集部注:ヘアドライヤ―のアタッチメント。空気を拡散させ髪を均一に乾かす)を使用して髪の自然な質感を引き立て、最後にテクスチャースプレーで仕上げましょう」

ただし、スタイリングは簡単だが、カブカットは定期的なサロンの訪問が必要になる、とMooreは説明する。「レイヤーがはっきりと新鮮な状態を保つため、また髪の切れ毛や枝毛を防ぐために、毛先を定期的に整える必要があります。このカットがザクザクしたスタイルのため、髪が伸びるにつれて切れ毛などがより目立つことになるため、6〜8週間ごとにカットを予約する必要があります」

Dawkinsからのアドバイス。「スタイリストに頼んで、ザクザクとしたレイヤーを作る際にカミソリを使用するようにして、次の予約を待つ間のシェイプを長持ちさせることです」

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