春も腸活! 簡単&体にいい、感動レベルの発酵スープレシピ

腸活をするうえで、毎日の食事に取り入れられる発酵調味料は万能。和食に合うだけでなく、じつは洋食やエスニック料理にもしっくりきて、深みのある味わいになる。そこで今回は、『発酵調味料でつくる からだにいい 発酵スープ』の著者であり、神楽坂発酵美人堂の店主・清水紫織さんの「おいしさ染みる感動スープレシピ」を紹介する。
腸活をするうえで、毎日の食事に取り入れられる発酵調味料は万能。和食に合うだけでなく、じつは洋食やエスニック料理にもしっくりきて、深みのある味わいになる。そこで今回は、『発酵調味料でつくる からだにいい 発酵スープ』の著者であり、神楽坂発酵美人堂の店主・清水紫織さんの「おいしさ染みる感動スープレシピ」を紹介する。
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腸を整えることで多くのメリットがあるのは、みなさんご存じだろう。発酵料理教室を開く神楽坂発酵美人堂の店主である清水さん自身も、13年間、発酵調味料を毎日食事に取り入れて、「腸活」「美肌」「免疫力アップ」などのうれしい身体的効果をたくさん感じてきたと言う。
さらに清水さんは「心」にもメリットがあると気がついたそうだ。
「自分で作った発酵調味料でお料理することで、『私にもできた』『忙しい毎日でも体にいい食事を作れている』といった自己効力感につながり、自信を持って気持ちよく毎日を過ごすことができます。そして皆さんの想像よりもずっと簡単にできる、ということも大きな魅力です。毎日のお料理が、美味しく、体によく、心にも気持ちのいいものになるといいなあと心をこめておすすめします」
清水さんの著書『発酵調味料でつくる からだにいい 発酵スープ』(朝日新聞出版)には、基本の発酵調味料の作り方と、発酵調味料を使ったスープレシピがたくさん掲載されている。例えば、素材を生かしたシンプルなスープや和風、洋風スープ、ポタージュ、そしてもちろんみそ汁も。食事の一品として楽しめるものから、5分でできる「頑張らない」一皿スープまで、「だしなし」「材料少なめ」「おなかスッキリ」なものばかり。
まずは最初に紹介する塩麹(こうじ)ペーストを作ってみよう。そしてその塩麹ペーストを使ったスープを味わい、手応えを感じてみて。
「塩麹ペースト」
「塩麹は基本の塩味なので、イタリアンにしたり中華風にしたり、ハーブを混ぜたりしてさまざまに変身させることができます。どんな風に使っても美味しく寄り添ってくれるので、味付け、肉魚の下味などにもたくさん活用してください。粒々をペーストにしておくとスープにした時に口あたりがよくなり、より一層美味しいお料理になります」(清水さん)
<保存期間>冷蔵6ヶ月
<材料(作りやすい分量)>
乾燥米麹┈200g
塩┈60g
水┈400㎖
<作り方>
①清潔な容器に米麹と塩を入れてよく混ぜる(a)。水を加え(b)、さらによく混ぜる(c)。
②蓋をして常温に7~10日おく。1日1回、清潔なスプーンなどで下からよくかき混ぜる。
③麹がやわらかくなり、甘い香りがしてきたらできあがり。
*スープに使う分はハンドブレンダーなどでペースト状にし(d)、冷蔵庫で保存する。
発酵調味料でつくる からだにいい 発酵スープ(朝日新聞出版)¥1,430
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=23783
清水紫織
発酵料理教室「神楽坂発酵美人堂」店主。日本ソムリエ協会認定ソムリエの資格を持つ。自身のアレルギー発症と妊娠をきっかけに、体質や腸内環境の改善を模索し、発酵食品の魅力を知る。発酵料理人の伏木暢顕氏に師事し、東京農業大学醸造科学科で学びを深める。教室では「美人の素は腸にあり!」をコンセプトに、発酵食品の仕込みや発酵食品を使った料理を教える。手軽に発酵を楽しめ、簡単で美味しいと評判。また、「0歳からの腸活」を掲げ、キッズ教室など食育にも力を注ぐ。著書に『はじめてでも、とびきりおいしくなる!発酵料理のきほん』(朝日新聞出版)がある。
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