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地域文化とつながる温泉旅館で日本の魅力を発見する旅【vol.1「界 別府」で「別府つげ細工」を知る】

別府湾とヨットハーバーを望む「湯の広場」

「王道なのに、あたらしい。」をコンセプトに、日本を代表する温泉地22ヵ所で展開している星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」。各地に受け継がれる伝統的な温泉文化を守りつつ新たな価値を創出し、一生モノの感動をゲストに伝えていく。今回ご紹介するのは、「界 別府」。日本一の源泉数、そして湧出量を誇る名湯の地を舞台に、どんな「あたらしさ」と出会えるのだろう。

新しい温泉旅のかたちがここに!

「界別府」での心躍る時間は、建物に足を一歩踏み入れたところから始まる。あたらしいのに、どこか懐かしいのは、日本の温泉地ならではの賑わい、いわば原風景がそこに表現されているから。旅館は、明治時代に旧別府港が開港して以降、全国から多くの湯治客が訪れ、「不夜城」と例えられるまでに発展した北浜地区にある。そんな歴史も体現すべく、隈研吾氏が「ドラマティック温泉街」をテーマに設計を手がけた。

温泉と桶から生み出す音色で奏でる「湯治ジャグバンド」
工場地帯のような独特なデザインの「ラボ」。夜には一転、ネオン管がにぎやかに光るスマートボール屋に

建築は、低層部は寄棟(よせむね)屋根の軒の深さや低さで居心地のよい半屋外空間を演出。インテリアには、竹、杉、麻、和紙、そして別府石、臼杵(うすき)焼、豊後(ぶんご)絞りなどご当地の素材や自然の素材を多用。窓から見る別府湾の景色だけでなく、素材と色を使い分け、提灯、行灯、光壁など様々なスタイルで光を映し、館内の情景が朝・昼・晩と変化していく様は、まさに「ドラマティック」だ。「界 別府」での過ごし方は実に多彩。温泉に浸かるのはもちろん、「湯の広場」ではご当地楽(がく)「湯治ジャグバンド」に耳を傾けたり、「別府温泉絞り」を体験したり。竹とんぼが飾られた食事処で地元の旬を活かした会席料理に舌鼓を打ち、温泉の配管をモチーフにした「ラボ」で温泉について学んだり、昭和レトロなゲームに興じたり。温泉街を訪ねるもうひとつの喜び“そぞろ歩き”までもが館内を巡ることで体感できる旅館なのだ。

クエやフグなどご当地食材が彩る「豊後なべ」。特別会席の一品

ブランド発足以来、「その地域、その季節ならではのおもてなし」にこだわってきた「界」。その集大成とも言えるオプションプラン、ご当地文化体験「手業のひととき」も見逃せない。「界 別府」では、「別府つげ工芸」の工房見学とワークショップを開催。これは、地域文化を継承する職人や作家、生産者と深くつながる「界」だからできること。土地の魅力を発見することで、旅の思い出に、より一層深みと鮮やかさが増すだろう。まさにこれこそが、「界」が提案するひと味違う上質で豊かな旅のかたちなのだ。

客室は全室オーシャンビュー。柿渋と豊後絞りが彩る
お問い合わせ先

「界 別府」
大分県別府市北浜2-14-29
tel:050-3134-8092(9:30~18:00/界予約センター)
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaibeppu/


■期間:~2023年8月31日(除外日あり)
■時間:宿泊翌日11:30~13:00
■料金:1名¥29,800~(宿泊費別/体験する内容により追加料金あり)
■予約:公式サイトにて7日前まで(事前に宿泊予約が必要)
※完成したつげブラシは約10日後に発送

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