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ファッションの祭典“メットガラ”を賢く利用する方法とは?

世界中のメディアが集まるファッションの祭典「メットガラ」。その注目度の高さを上手に利用する著名人たちが今回話題に。レッドカーペッドで最新モードに身を包み、おしゃれ合戦が繰り広げられる中、自らのポリシーや政治哲学をファッションに投影して語りかける、そんな強者たちを紹介!

ドレスに描かれたインパクトのあるメッセージ

ファッション界で最も華やかな祭典の一つ、NYのメトロポリタン美術館で開催される「メットガラ」。昨年、そして今年5月とコロナ禍の影響で中止を余儀なくされたこともあり今月、9月13日、2年ぶりに開かれたイベントは大盛況。世界中からAリストのセレブリティたちが集まり、話題を集めた。

「メットガラ」で最も注目度が高いのがセレブたちのファッションだ。毎回、テーマが用意され、誰もがそれを自分なりに解釈し、個性的なスタイルでレッドカーペットを歩く。中には、「メットガラ」を絶好のアピールの場と捉えている賢い人々もおり、自らの意見や思想などをファッションに投影し、世の中に伝えるチャンスとして利用するシーンも。

アレクサンドリア・オカシオ・コルテス米下院議員  ©️bfa.com / Aflo

今年はアメリカの下院議員、アレクサンドリア・オカシオ・コルテスが自らの政治思想を掲げたドレスを着用。彼女は今回、「メットガラ」に初めて出席し、その会場で国内外に向けて強いメッセージを発信することに成功した。アレクサンドリアが選んだドレスは、アフリカの伝統的手法や職人技を駆使した服作りが特徴のブランド「ブラザー ベリーズ」のもの。その白いドレスには真っ赤な文字で「TAX THE RICH」と書かれていた。世界を代表するスターたちや富裕層ばかりが集まる「メットガラ」で「金持ちに課税を!」とインパクトのあるメッセージを送った彼女の行動は、SNS上でも瞬く間に広まり、「このドレスを着て、お金持ちばかりのイベントに参加するなんて……この女性は議会のどの男性よりも度胸があるわね」などとコメントが多く寄せられた。さらにプエルトリコ出身の両親の元、アメリカで生まれたアレクサンドリアは、自らのルーツである国の国花、フロールデマガを髪に飾って登場。ここにも、これまで公民権や災害援助など、プエルトリコのために尽力してきた彼女の哲学が反映されている。

男女平等やLGBTQについての主張も展開

キャロライン・マロニー米下院議員  ©️bfa.com / Aflo
モデルのカーラ・デルヴィーニュ  ©️Getty Image Make up @Dior Beauty
ミーガン・ラピノー選手  ©️REX / Aflo

ほかにも、「EQUAL RIGHTS FOR WOMEN」と書かれたドレスで、男女平等修正条項の必要性を訴えた民主党のキャロライン・マロニー下院議員や、古き家父長制度を否定したスローガンを掲げた「ディオール」のルックを着用して現れたカーラ・デルヴィーニュ、さらにはアメリカの国家の標識である「IN GOT WE TRUST(我々は神を信じる)」をもじった「IN GUY WE TRUST(我々はゲイを信じる)」というスローガンを飾ったクラッチバッグを持って登場した女子サッカーのミーガン・ラピノー選手の姿も。彼女たちのように華やかなスポットライトを浴びるシーンを、意味のある活動に繋げるセレブリティが目立つのも、「メットガラ」が注目される一つの理由と言えそうだ。

関連情報
  • This article was published on marieclaire.com


    text: Katherine J Igoe


    translation: Tomoko Kawakami

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