「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞®」受賞の次世代女優、ザジー・ビーツ
2022.2.28
2006年に発足し、「ウィメン・イン・フィルム」と「マックスマーラ」により、エンターテインメント界での功績と時代を超えた品位のあるスタイルを持ち合わせた女優に与えられる「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞®」。2021年度、その名誉ある賞に輝いたザジー・ビーツをクローズアップ!
2022.2.28
2006年に発足し、「ウィメン・イン・フィルム」と「マックスマーラ」により、エンターテインメント界での功績と時代を超えた品位のあるスタイルを持ち合わせた女優に与えられる「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞®」。2021年度、その名誉ある賞に輝いたザジー・ビーツをクローズアップ!
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マックスマーラとウィメン・イン・フィルムが選ぶ、2021年度の「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞®」に輝き、注目を集める女優のザジー・ビーツ。ドイツ人の父とアフリカ系アメリカ人の母を持ち、ベルリン生まれでニューヨーク育ちの彼女は英語、ドイツ語、フランス語を操るトリリンガルだ。2013年から女優としてのキャリアを積み重ねて、2016年にアメリカで放送されたTVドラマ「アトランタ」でブレイク。その後、大ヒットした映画『デッドプール2』に出演し、2019年、ホアキン・フェニックスが主演を務めた映画『ジョーカー』のヒロイン役で、その存在を世界に知らしめた。現在、30歳のザジーは環境保護活動にも積極的に取り組んで、気候変動に関する動画シリーズも制作し、自身のSNSを通して発信中。そんな社会的活動も高く評価され、今回の受賞に繫がった。
「正直なところ、驚きました。光栄だし、恐れ多い気持ちでしたね。“マックスマーラの未来の顔”と呼ばれるなんて、本当に光栄なこと。メディア業界の方向性を示す指標でもあるし、自分の仕事が多くの人の心に響いたのなら嬉しい」とザジー。
演技はもちろん、ファッションにも子供の頃から興味があったそう。「私にとって、ファッションは個人的でエモーショナルなもの。その時の気分に合わせて服を選びます。全般的にビンテージルックが好きで、ファッションの歴史にも興味がある。12歳の時、父が『FRUiTS(フルーツ)』という日本のストリートスタイルを載せたファッション誌を買ってくれました。それを読んでから、自己表現や服に対する世界観がガラリと変わり、翌日、全身レインボーカラーの服を着て学校に行ったので、同級生からは“レインボーガール”と呼ばれるように。色や形で実験するのが大好きで、着なくなった古い服を切って、リメイクすることも。自分を表現することに自信があったし、見た目の良し悪しではなく、“これが今の自分だから”と思えた。あれから、服は自分の中に確かなものとして根付いていて、実際の自分よりも自信があるように見せられたのもファッションのおかげだと思います」
役を演じる上でもファッションは鍵になる、とも。「キャラクターは衣装から生まれると、私は思っています。衣装によって動き方も変わるし、役柄の持つ物語や背景も分かる。実は衣装や服作りにとても興味があって、自分でドレスを縫っていたこともあるんですよ」
多才な彼女は今、演者としてだけでなく、脚本家やプロデューサーとしても才能を発揮している。「焦らず一歩一歩、確実に前に進みたい」と今後に意欲を示した。
2022年春夏コレクションからデニムのルックをセレクトしたザジー。「本当に素晴らしいショーでした! また、色やシルエットなど、クラシックなマックスマーラとは少し違う印象を受けました。鮮やかで明るく、とても夏らしい感じ」とザジー
マックスマーラ ジャパン tel: 0120-030-535
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©︎marie claire/photos: Max Vadukul / text: Tomoko Kawakami
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