デザイナーYOSHIKIにインタビュー。初のコレクション「メゾン ヨシキ パリ」、音楽、創作について

真のエレガンスをモダンにアップデート

会場は、「ワールド ビルディング オブ ザ イヤー」の建築賞を受賞し、主要なファッションイベントも開催されているボッコーニ大学。アパレル、アクセサリー、シューズを含む 37ルックが展開され、黒を基調に赤のアクセントを加えたデザインが印象的。シューズは日本のブランド「グラウンズ」とコラボレーションしたものが登場した。コレクションはフェミニンでありながらジェンダーレスでもあり、モダンでエッジの利いたスタイル、そしてYOSHIKIにとって常に重要であったロックンロールのタッチが施されている。

クリエイティブチームも豪華な顔ぶれがそろう。スタイリングはカーリン・サーフ・ドゥ・ドゥゼール、ヘアはオディール・ジルベール、メイクアップはカブキが手がけた。また、コレクションでは、YOSHIKIがプッチーニのオペラ『トゥーランドット』より『誰も寝てはならぬ』とミュージシャン・藤原ヒロシとのコラボ新曲の2曲を生披露した。

着物を再構築した「伝統と革新の融合」をテーマに、2011年にスタートした「ヨシキモノ」も手がけるYOSHIKI。今回発表したより国際的なヴィジョンをもつ「メゾン ヨシキ パリ」では、持続可能性、アップサイクル、 短期間での生産スパン、そしてジェンダーレスなど、YOSHIKI個人にとっての貴重な価値観を共有しているという。