×

エスパス ルイ・ヴィトン東京にて「ポスト・ブラック」の現代作家、ラシード・ジョンソンの展覧会

「PLATEAUS」(2014 年) エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景, 2022 (579.1 x 457.2 x 457.2cm)Courtesy of Fondation Louis Vuitton © Rashid Johnson Photo credits: © Keizo Kioku / Louis Vuitton

エスパス ルイ・ヴィトン東京では、ラシード・ジョンソンによる作品「Plateaus」の展覧会を開催中だ。日本で初公開のダイナミックなインスタレーションが話題を集めている。

「ルイ・ヴィトン」は、エスパス ルイ・ヴィトン東京で、ラシード・ジョンソンによる作品「Plateaus」の日本初の展覧会を開催。本展は、フォンダシオン ルイ・ヴィトンが所蔵する選りすぐりのコレクションを世界的に紹介する「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの大きな枠組の中で企画された。このプログラムは東京のほか、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京、ソウル、大阪のエスパス ルイ・ヴィトンで展開されている。

ラシード・ジョンソンは、1977年生まれのアメリカ人アーティスト。シカゴ美術館附属美術大学で写真を学び、2001年、初の写真作品シリーズが、「ポスト・ブラック」と呼ばれるポスト公民権運動世代の一翼を担うものとして、米国で評判を得た。ポスト・ブラックは、単なる「黒人アーティスト」として一括りにされることを拒み、自らのアイデンティティの複雑な再定義を要求するクリエイターたちで構成されていた。2006年にニューヨークへと移り、活動内容は、彫刻、絵画、ドローイング、映画、パフォーマンス、インスタレーションまで多様化している。ジョンソンの作品は、自身の文化と、ミュージシャンのサン・ラやブーツィー・コリンズからアーティストのヨーゼフ・ボイスやデイヴィッド・ハモンズまで、さまざまな影響を受けている。こうした多様性は、ワックス、木、スチール、銅、シアバター、陶器、さらには本やLPレコード、ビデオテープ、植物、トランシーバーといったファウンド・オブジェクトを含む、彼が用いる広範囲にわたる素材にも反映されている。

【関連記事】神戸に「ルイ・ヴィトン」の新たなラグジュアリー空間。オープン記念アイテムも見逃せない!

「PLATEAUS」2014 年  エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景, 2022 (579.1 x 457.2 x 457.2cm)Courtesy of Fondation Louis Vuitton © Rashid Johnson Photo credits: © Keizo Kioku / Louis Vuitton

本展の作品「Plateaus」(2014年)は、一連のインスタレーションの最初の作品。会場に足を踏み入れると、巨大なジャングルジムを思わせるような鉄製のグリッドが姿を現し、その中には、植物、シアバターの塊、本、陶器、ラグ、オーディオ機器、蛍光灯などさまざまなものが配置されている。「私が用いる素材にはどれも実用的な用途があります。シアバターは、体に塗ること、そして、それを塗ることでアフリカ人らしさの獲得に失敗することを物語ります。本は情報を広めるもの。狙いは、すべての素材が『異種混交』して、私を著者とする新たな言語へとなることです。骨組みは、この異種混交のためのプラットフォームです。それは、コロニー化されるべき未知の空間として存在しています」(ラシード・ジョンソン)


 「PLATEAUS」 (部分) 2014 年  エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景, 2022 (579.1 x 457.2 x 457.2 cm)  Courtesy of Fondation Louis Vuitton © Rashid Johnson  Photo credits: © Keizo Kioku / Louis Vuitton 
「PLATEAUS」 (部分) 2014 年  エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景, 2022 (579.1 x 457.2 x 457.2 cm)  Courtesy of Fondation Louis Vuitton © Rashid Johnson  Photo credits: © Keizo Kioku / Louis Vuitton 
「PLATEAUS」 (部分) 2014 年  エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景, 2022 (579.1 x 457.2 x 457.2 cm)  Courtesy of Fondation Louis Vuitton © Rashid Johnson  Photo credits: © Keizo Kioku / Louis Vuitton 

本展は入場料無料で、9月25日まで開催されている。アメリカの気鋭のアーティストの作品を目の当たりにできるこの貴重な機会を、ぜひお見逃しなく。

【展覧会情報】

「Plateaus」
会期: 〜2022年9月25日(日)
会場: エスパス ルイ・ヴィトン東京
東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7階
開館時間:11:00-19:00
休館日はルイ・ヴィトン 表参道店に準ずる。
入場無料
事前来館予約も可能。
https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/point-of-sale/japan/espace-louis-vuitton-tokyo

*会場内の混雑防止のため、入場を待つ場合があります。

【関連記事】ポップなカラーに夢中!ルイ・ヴィトンの最新バッグシリーズ

お問い合わせ先

お問合せ先:0120-00-1854
contact_jp@louisvuitton.com


 

関連情報

リンクを
コピーしました