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<ビューティジャーニー>第17回 私を輝かせるトラベルビューティ

多くのビューティアワードを受賞してきた人気カラーが詰め込まれ、アニバーサリーパレットとして復刻。ボルドーやレッドを中心としたリップメイクが楽しめる。ブランド初となるフレグランスは、時間が経つごとに華やかなローズやほろ苦いブラックティー、シダーウッドが表情を覗かせる。両アイテムを通じて新たな自分を見つけてみて。(c)Nathalie Lima Konishi

【8月29日 marie claire style】昨年、西オーストラリアを訪れ、すっかりこの国に魅せられた私は、この夏の旅先にメルボルンを選んだ。旅先では極力メイクを脱ぎ捨てたい私が今回パートナーとして選んだのは、10周年を迎えた「アディクション」のフレグランスとカラーパレットだ。

 メイクアップアーティストAYAKO氏がクリエイティブを手がける「アディクション」は、ブランド誕生当初から世界中を旅する視点をもとにカラーや質感を構成している。なかでも過去の限定コレクションが集結した”ジェットセッターコンセプト”のカラーパレットは、引き算でつくり上げたリップコンシャスなルックがいとも簡単に叶う。ダスティローズのチークによってつくるロースキンに、無邪気なパッションレッドのコンビネーションは旅先のいかなるシーンにもマッチ。指先でラフになじませるだけでトップアーティストが手がけたような仕上がりになるのも魅力だ。また、フランス・グラース生まれの調香師、ミシェル・アルメラック氏によってつくられたブランド初のフレグランス「オードアディクション」は輝き溢れるゼラニウムやジュニパーベリーが基調。ラストノートのシダーウッドは空気をわずかに揺らす程度に香るので、旅の情景を損なうことなく纏うことができる。ワインのテイスティングや眩しい太陽の下、そしてカフェでほっと一息つく瞬間など、世界中のどんな場所でもその土地に溶け込み、旅情に花を添えてくれる頼もしい存在であった。

 なお、オーストラリアにインスパイアされたカラーコレクションは未だ誕生していない。来年から新たなディレクターの就任も決定している同ブランドが、次の10年に向けて新たなマスターピースを生み出してくれることを確信している。

■お問い合わせ先
アディクション ビューティ/0120-586-683

■プロフィール
小西俐舞ナタリー(Nathalie Lima Konishi)
フランス人の父を持つビューティアクティビスト。モード系美容誌編集を経て独立後、日本や海外の美容媒体をメインに、コレクション速報や取材現場で得た美容メソッドなどを中心に執筆中。レインボータウンFMのラジオ番組「Nathalie’s Beauty Talk」では第2木曜と第1土曜にフランスの最新情報などを紹介している。

■関連情報
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※記事内の商品価格はすべて、本体のみ(税抜)の価格です。
(c)marie claire style/selection, text, photo: Nathalie Lima Konishi

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