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その洗顔で大丈夫? “洗いすぎ”がもたらす肌への悪影響とその回避法


スキンケアの基本とも言える “洗顔”。肌の清潔さを保つことは大切だが、過度な洗顔は肌に悪影響を及ぼす可能性も。この記事では、洗いすぎが肌にもたらす影響や健やかな肌を保つための適切な洗顔方法についてお届け。




洗いすぎによる肌への影響

洗顔
iStock.com/Prostock-Studio

■バリア機能の低下
肌は、外部からの有害な物質や微生物から身を守る重要なバリア機能を持っている。このバリア機能は、角質層として知られる皮膚の最上層にあり、水分を保持し、外部刺激から肌を守る役割を担っている。しかし、洗いすぎはこの肌のバリア機能を破壊する恐れが。洗顔料や洗顔時の摩擦により、本来、肌に必要な油分や水分が取り除かれ、バリア機能が奪われてしまうのだ。

■乾燥や肌トラブル
バリア機能が低下すると外部刺激からの防御能力が低下し、肌の乾燥を引き起こす可能性も。さらに、かゆみや赤み、過剰な皮脂分泌といったトラブルも。これは皮脂腺が乾燥に対応するため過度に働き、結果として肌がよりオイリーになるためだ。そのほか、肌本来のpHバランスが崩れ、細菌や異物が侵入しやすくなり、ニキビや湿疹、かぶれなどのリスクも高まる。

肌を健やかに保つ洗顔方法

洗顔
iStock.com/Wavebreakmedia

肌を健やかに保つためには、角質層を正常な状態に保つことが必要。健やかな角質層は外部の刺激から肌を守り、水分の蒸発を防ぐ。よって、洗顔時には汚れをしっかり落とすことよりも、必要最低限の汚れを落とすことを意識するほうが重要。適切な洗顔頻度は、1日2回(朝と夜)が一般的。

1.ぬるま湯(約32〜34°C)で顔をぬらす。熱いお湯は必要な皮脂も洗い流してしまうので注意
2.適量の洗顔料を手に取り、泡立てネットなどでよく泡立てる
3.泡を優しく顔全体に広げ、指の腹を使って円を描くようにマッサージ
4.ぬるま湯で洗い流し、清潔なタオルで優しく押さえるように水気を拭き取る
5.洗顔後は素早く保湿をする

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