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「アンティポディース」創業者エリザベス・バーバリッチが語る、健やかなスキンケアとNZ式ライフスタイル

豊かな自然の恵みとたゆまぬ研究心によって生まれたニュージーランド発のオーガニックスキンケアブランド「アンティポディース(Antipodes)」。創設者兼CEOのエリザベス・バーバリッチ氏が自身を健やかに保つためのスキンケアやインナーケアの秘訣や、ニュージーランド式のライフスタイルについて語ってくれた。

科学と自然が融合したグリーンビューティーブランド「アンティポディース(Antipodes)」。厳選されたニュージーランドの自然素材を使った製品は、健康な肌を保つための成分を厳選している。その効果を確認するために徹底した臨床試験を経て、ナチュラルながらも高品質なテクスチャーを実現。ヴィーガン認証やオーガニック認証を受け、世界中で数々のビューティアワードも受賞している。

創設者であるエリザベス・バーバリッチ氏は生物学を修め、子育てをしながらMBAを取得するなど、サイエンスとイノベーションの領域における深い経験とバックグラウンドを持っている。彼女のアプローチはオーガニックでありながらも肌を健康に保つ成分を厳選し、妥協のない臨床試験を経るというもの。ナチュラルでも高品質なテクスチャーを追求することで、「アンティポディース」のブランドを築き上げた。

「アンティポディース」

今回、パンデミック後に来日を果たしたエリザベス氏。彼女が丹精込めて作り上げたブランド、そして進化し続けるスキンケアアイテムの秘密について、ポジティブなエネルギーと輝く笑顔で答えてくれた。

Q. 今年18年目を迎える「アンティポディース」ですが、これまでの道のりで困難だったことを教えてください。

「ブランドを育てることは、まさに子育てと同じです。“アンティポディース”が現在のように成長するまでには、三つの大きな障害を乗り越えなければなりませんでした。第一に、100%自然な成分で作られ、オーガニック認証を取得し、安心して肌に使用でき、さらに効果をしっかりと発揮する製品を作ることでした。そのためには信頼できるパートナーと共に適切な原料を探すことが求められました」

「第二の困難は、当時のスキンケア市場は大手企業が主流で、オーガニックコスメがまだ一般的ではなかったという現状でした。それゆえに、肌の健やかさのために必要なことや、オーガニックコスメが持つ新たな価値を、市場やお客様に丁寧に伝える必要がありました」

「そして第三の困難は、完成したスキンケア製品をお客様に届ける手段と方法を見つけることでした。販売を手掛けるパートナーとの信頼関係を築くために、多くの時間を対話に費やしました。ブランド設立から18年経った現在でも、3000を超える関係者とのコミュニケーションを密にとり続けています」

「多くの方とコミュニケーションをとる中で、嬉しいフィードバックをいただくこともあります。中でも特に印象的だったのは、80代のお客様からの言葉です。彼女は、“アンティポディースのスキンケアを愛用し始めてから肌質がとても改善しました。気持ちまでもが晴れやかに一変しました”と教えてくれました。この言葉は、スキンケアが持つ力とその喜びを感じさせてくれるものでした」

Q. エリザベス氏の輝き溢れる肌の秘訣を教えてください。

「ニュージーランドといえば、緑豊かな自然や広大な海、ゆったりとした生活を送る羊たちといった美しい環境ですよね。私が健康と心の豊かさを保つために最も重視しているのは、良質な睡眠と適度な運動です。特に、私の日課となっているのは早朝5時半の森でのランニング。これが私にとっての最高のストレス解消法です」

「食事についても細心の注意を払っています。ヴィーガンの食事を基本とし、朝食には自家製の生ジュースを取り入れています。夕食もヴィーガンスタイルで、日が暮れる前に食事を終えることを常に心掛けています。また、魚よりも植物性の食品からタンパク質を摂取し、ココナッツヨーグルトやココナッツアイスクリームを楽しむこともあります」

「また、健康維持の一環として、自然療法の専門家に定期的にカウンセリングを受け、ホルモンバランス、鉄分、ビタミン、甲状腺のチェックを行っています。さらに、自然由来のサプリメントを摂取しています。日本では自然療法士やヘルスコーチの専門家に定期的に通う人は少ないかもしれませんが、ニュージーランドではそれが一般的な習慣となっています。良い睡眠、適度な運動、バランスの良い食事、そして自己を大切にすること。これら全てが、私の肌を支えています。そしてもちろん、『アンティポディース』のスキンケア製品もその一部となっています」

Q. エリザベス氏はご自身のキャリアを追求しながら家庭と仕事を両立させてきました。ニュージーランドの女性を取り巻く環境について教えてください。

「私自身、3人の子供たちを育てつつ学位を取得するのは、想像以上に大変な挑戦でした。しかし、ニュージーランドの女性は、自分自身の能力を信じて自信を持って行動することを教えられます。実際、世界初の女性首相が誕生した国、そして世界で最初に女性に選挙権を認めた国がニュージーランドであり、多くの女性が政界やビジネス界でリーダーシップを発揮しています。これは、女性の社会参画を尊重する文化が深く根ざしているからだと思います」

「この文化は、幼少期の教育に大いに関係しています。ニュージーランドでは子供たちは、どのような職業にも就けるという考え方を性別に関わらず教えられます。その結果、男性も女性に対する共感や協力的な姿勢を示すことが当たり前とされる環境で育つのです。私も自分の子供たちに“諦めなければどんなことでも叶えることができる”というメンタリティを伝えながら育ててきました。これは自己実現の一部であり、自分を大切にすることと同様に重要です」

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お問い合わせ先

川辺 tel: 0120-0000-599

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Profile

ナタリー(Nathalie)

一般社団法人日仏ビヤンネートル協会代表。モード系美容誌編集を経て独立後、日本とフランスのライフスタイルを融合したオリジナルのビューティメソッドや、海外トレンドを踏まえた美容情報を執筆中。レインボータウンFMのラジオ番組「Nathalie’s Beauty Talk」では第1土曜と第2木曜にフランスの最新美容情報などを紹介。
 https://institut-du-bienetre.com/

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