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洋菓子のワールドカップ「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」 日本代表選手が 決定

写真前列右から、鈴鹿成年さん、高橋萌さん、柴田勇作さん。後列は2021年大会の日本代表選手で右から、塚田悠也さん 、原田誠也さん 、 赤羽目 健悟さん。

世界的に有名な洋菓子のワールドカップ「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」の、日本代表選手がついに決定。3名のトップパティシエが、2023年にフランスで世界一を目指します。

世界のパティシエたちが優勝を目指して競う、フランス発の「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」は、2年に一度、フランスのリヨンで開催される世界大会。出場する国ごとに3名のチームで挑む、チーム戦です。

日本代表は、厳しい国内予選を勝ち抜いたパティシエたち。「第18回 クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー 日本国内予選」は11月21日に行われ、優勝者3名が、11月22日の表彰式で発表されました。

代表選手は、

A部門 (アントルメ・ショコラと飴細工のピエスモンテ)
株式会社 シュゼット ・ ホールディングス
鈴鹿 成年さん

B部門 (レストラン・デザートとチョコレート細工のピエスモンテ)
インターコンチネンタル東京ベイ
高橋 萌さん

C部門 (アントルメ・グラッセとアメ細工もしくはチョコレート細工のピエスモンテ)KITO DESIGN HOLDINGS 株式会社
柴田 勇作さん

の3名です。

(優勝作品)右から、飴とチョコレート細工/柴田勇作選手、飴細工/鈴鹿成年選手、チョコレート細工/高橋萌選手

日本チームのレベルは高く、毎年、優勝候補ですが、近年は、5回続けて準優勝。世界2位なので、もちろん素晴らしい成績ですが、次こそは優勝、との期待が高まっています。

2021年大会の様子

2年後の大会に向けて、早速、動き始めた日本代表たち。

日本には、歴代の代表選手が中心となったワーキンググループがあり、毎年、新しい日本代表チームを支えながら、トレーニングを行っています。

前回大会2位、2度目のチャレンジで優勝した、チームリーダーとなる鈴鹿成年さん。前回大会3 位、3度目のチャレンジで優勝した高橋萌選手。初出場ですが、海外コンクールで準優勝するなど、世界大会出場経験豊富な、柴田勇作さん。

チームのまとめ役となる団長は、2017 年日本代表選手の駒居崇宏さんがつとめます。

2023年に行われる予定の「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」、日本チームの世界優勝を、応援しましょう。

text: Ayumi Ichikawa

Profile

市川歩美(いちかわ・あゆみ)

チョコレートジャーナリスト
日本で唯一のチョコレートに特化したジャーナリスト、コーディネーター。365日、日本国内やカカオ生産地をはじめ世界各地を取材し、最新のトレンドをメディアで発信する。チョコレート愛好家歴は約30年。

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