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「バレンシアガ」が53年ぶり、50回目のクチュールコレクションを発表!

7月7日、「バレンシアガ」が53年ぶりにクチュールコレクションを発表。伝統あるクチュールメゾンの新たな歴史が、アーティスティック・ディレクター デムナ・ヴァザリアによって幕を開けた。

創立者のクリストバル・バレンシアガがファッション界を去った1967年以来、 53年ぶりのクチュールコレクション「Balenciaga Couture Winter 21」を発表した「バレンシアガ」。公式にはメゾンの50回目のクチュールコレクションであり、現在のアーティスティック・ディレクター デムナ・ヴァザリアによる最初のコレクションとなる。

メンズとウィメンズの作品で構成されたこのコレクションは、「バレンシアガ」のクチュールの歴史に敬意を表し、建築的な表現とモダンな着こなしを追求しながら、サヴォアフェール(匠の技)を尊重。クチュールの著名なアトリエや工場の協力のもと、最先端のテクノロジーと最高水準のクラフツマンシップによって完成した。

上質なビキューナやヴィンテージウール、サテン、シルクに加え、金属糸を使った硬化したシルク、刺繍や表面処理により本物のような質感を装ったファーやフェザー、クロコダイルの代わりにタイルのようなパッチを数千時間かけて手作業でつなぎ合わせたマテリアル、アルミチェーンを使用したケーブルニットのセーター、複雑なスワロフスキーストーンメッシュで作られたきらびやかなドレスなど、デムナならではの、クチュールの現代的な解釈に目を奪われる。カシミアの裏地や構築的なシルエットでラグジュアリーに仕立てたトラックスーツやパーカ、アンティークの織機で織られ、藍で洗われた日本製デニムなど、カジュアルな日常アイテムが登場するのも新鮮だ。

また、象徴的な「バレンシアガ」のクチュールデザインも取り入れられ、ジャクリーン・ケネディのために作られたアーカイブ作品にインスパイアされた花模様の刺繍のガウンや、フィナーレには54年前に発表されたクリストバル・バレンシアガの最後のデザインの1つを再解釈したマリエ(ウェディングドレス)も登場し、色褪せないエレガンスを印象付けた。

デムナ・ヴァザリアは、今回のクチュール発表に際し、次のようにコメントしている。

「クリストバル・バレンシアガが、彼のメゾンのドアをクローズしてから53年が経過しました。それは主にオート クチュールという概念の存在意義に疑問を投げかけたプレタポルテの誕生によるものでした。半世紀以上を経て、クチュールを彼のメゾンに戻すことは、バレンシアガのユニークな遺産に対する私の創造的な義務であると考えています。

クチュールは100年の歴史をもつこのメゾンのまさに根幹です。クチュールラインのリローンチにより、顧客へクリエイティブと質的なレベルにおいて最高の製品を提供するとともに、ストリートウェアからコンセプチュアルなファッションやワードローブに至るまで、そして最終的には他に類を見ないオーダーメイドのクチュールピースに至るまでの、バレンシアガというブランドに対する私の多層的なビジョンを完成させます。クチュールは衣服構造における最高レベルであり、今日の大量生産産業に関連するだけでなく、現代のファッションデザインの存続とさらなる進化においても欠かすことはできません。

クリストバル・バレンシアガの遺産への敬意と、ファッションの本質に関する私の非常に個人的なビジョンを見つけて、楽しんでください」。

お問い合わせ先

バレンシアガ クライアントサービス/0120-992-136


 

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