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美弥るりかのエッセイ「炊飯器のスイッチも知らない私が料理に挑戦⁉」

元宝塚歌劇団で男役スターとして人気を博し、現在は舞台やライブを中心にアーティストとして活躍する美弥るりかさん。じつは、ずっと自分を受け入れることができず、そのために心身が不安定だった時期があったと言います。そんな彼女が、ある言葉に勇気づけられ、自分というものにじっくり向き合ってみたところ、心身に大きな変化が──。 美弥さんのこの体験、ニューノーマル時代を生きていくためのヒントにもなりそうです

vol.13「自分軸」で行動するってどんな気持ち?

こんにちは。美弥るりかです。
いつも読んでくださりありがとうございます。

今回も「本当の自分と向き合う」をテーマにお話ししたいと思います。
ここまで、自分の弱いところを受け入れること。本当に好きなことを知っていくこと。を探ってきました。

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アロマ キャンドル

何ごとも「他人軸」で選んできていたことに気が付いた私は、次に「自分軸」でいろんなことを体験するとどんな気持ちを味わえるのかを知りたくなりました。

「自分にとっての心地よさとは」を追求していくと、好きなもの、こと、音楽、場所などが少しずつ出てきたので、好きなものに触れることによってどんな感情が生まれるのかを味わうために、次々と実行していきました。

まずは心の健康にも大切な基本の「食事」。
恥ずかしながら、今まで料理をしたことがほとんどなく、炊飯器のスイッチの押し方もわからないほどのレベルでした。。。

そんな私が、食べたいものが明確になってきたり”自分の身体を大切にしたい”と思うようになったりしたことにより、料理を始めることにしました。

始めてから約1年、今では家族や友達に振る舞えるぐらいになり、自分でも驚いています。

そしていいものを摂取すると身体や心が喜んでいることも感じています。
頭がクリアになったり、寝起きがよくなったり、お肌の調子がよくなったりと、いいことばかりです。

お料理をするとき、よく使う調味料(写真提供◎美弥さん)

ありのままの自分を受け入れて、そして許す

身体と心が整ってきたことを実感してからは、他のことにも興味がわいてきました。

家の環境をもっと心地のいい空間にしたくなったり、こうして文章を書いてみたくなったり。さらにはひとりで旅をしてみたくなったり。

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自然に湧いてきた気持ちや欲に、ひとつずつ丁寧に向き合ってみながら実行していきました。そうすると、今までと同じことをしても、感じることや、インプットされることが確実に増えてきたのを実感します。

初めてのひとり旅で訪れた鹿児島にて(写真提供◎美弥さん)

ここに至るまで1年以上かけて、ゆっくりと、自分についてひとつずつ知り、生まれてくる感情に丁寧に向き合ってきました。今もまだわからないこともありますし、落ち込んでしまうこともあります。

でも確実に前と違うのは、同じことが起きても自分の気持ちに寄り添って味方でいることで、気持ちをコントロールできるようになりました。

これが私なりの”自愛”であり自分を大切にするという感覚なのかもしれない。と、今は思うことができています。自分を愛すると言うことは、自分大好き!ってことではなく、ありのままの自分を受け入れて、そして許すこと。弱かった自分も、今変わろうとしてる自分も全部。

これが私なりの自愛であり、自分を大切に生きるという感覚なのかなと、今は思うことができています。

今、「自分の人生をもっと味わうために変わりたい!」とここまで奮い立たせてくれた方との出会いに、心から感謝しています。その方の存在によって私が変化できたように、今同じような悩みを抱えている方が、この文章を読んで「私も変わりたい」と思うきっかけになっていたら、嬉しく思います。

心は目に見えないからこそ、自分にしか答えは出せない。だからこそ自分に合う「向き合い方」を、見つけていただきたいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました
また次回お会いしましょう!

text by Rurika Miya
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Profile

美弥るりか

みや るりか アーティスト、俳優。
2003年に男役として宝塚歌劇団に入団(89期)。幅広い役柄を好演し、人気と実力を兼ね備えた男役スターとして活躍。主な出演作品は『ロミオとジュリエット』マーキューシオ役、『ME AND MY GIRL』ジャッキー役、『1789—バスティーユの恋人たち』シャルル・アルトワ役、『グランドホテル』オットー・クリンゲライン役、『雨に唄えば』コズモ・ブラウン役や『エリザベート』フランツ・ヨーゼフ役など。17年『瑠璃色の刻』、19年『アンナ・カレーニナ』で主演を務め、同年6月宝塚歌劇団退団。退団公演の千秋楽では トップスター以外では異例となる”サヨナラショー” も開催された。退団後、ジェンダーフリーな表現者、アーティストとして舞台やライブ公演等で活躍中。著書に『Rurika is』(扶桑社) がある。
現在、音楽劇『クラウディア』に出演中。詳細はこちら
ビルボードライブ公演も開催予定。「美弥るりか Billboard Live 2022」が9月27日(火)・29日(木)(両日とも横浜)、10月5日(水)・6日(木)(両日とも大阪)に行われる。詳細は下記オフィシャルサイトへ。

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