×
''

Lifestyle

スキルアップ

K-POPダンス 大好きな曲で踊ってもやもやを吹き飛ばす

【skill up】きょう以上にあす、もっと成長していたいと思うあなたにおススメの学びの講座をご紹介します。今回は、いま大人気のK-POPの曲を使ったK-POPダンスの魅力に迫ってみました。

K-POPトップ画像
手本を示す講師のSHIMAさん。 (撮影はすべて繁田統央)

BTSに代表されるK-POPが大人気です。21世紀初頭、ドラマ「冬のソナタ」の大ヒットによる冬ソナブームが巻き起こした第1次に始まり、いまは第4次韓流ブームの真っただ中だと言われています。東京・北千住の「よみうりカルチャー北千住」で、K-POPダンス講座の講師を務めるSHIMAさんは、その魅力について、次のように話します。

「この講座では、K-POPの曲をベースに、アーティスト本人たちの振り付けを『完コピ』=完全コピーして踊ります。ただ、大人数のチームですと、右と左とで振りが違う場合もあるので、そこは私がひとつにまとめて、みんなで踊りやすくアレンジします。K-POPのダンスは、キャッチーで、カッコいいのに加え、既視感があるというか、どこか見たことがある、親しみを感じるものが多くて、ダンスをゼロから始める方にとても向いていると思います。

いまはテレビだけでなく、ネットを通じてミュージックビデオ(MV)や歌番組をふんだんに見ることができます。それらを見て、K-POPのダンスの曲や振り付けに魅力を感じ、実際に教室に入ってダンスを習い始める方も多くいらっしゃって、楽しいことがわかっていて始めるので、初めてのことに向かう際の気負いみたいなものも少なくてすみます。そこで新しいアーティストや曲に出会って、さらにK-POPのことが好きになれるのも、K-POPダンスの魅力のひとつです」

「恥ずかしがらずに、まず楽しむことから始めてほしい」

現在、SHIMAさんが講師を務める講座は、2012年の開講で、昨年10月、コロナ禍での一時休講から再開したタイミングでSHIMAさんが4代目の講師に就きました。講座は1期が3か月、全6回で、この間に1曲の区切りのよい部分までを踊りきるよう、パートごとにレッスンを受けます。これまでの3回では、BTSの「Dynamite」、ITZYの「WANNABE」、MAMAMOOの「AYA」を取り上げ、今年7月からの講座では、NCT DREAMの「Hot Sauce」に取り組んでいます。

「中学生から60歳代の方まで、男性も含めて幅広い層の方が来られていて、みなさんそれぞれ刺さるジャンル、チームが違います。同じ傾向の曲や踊りが続かないように配慮しながら曲を選んでいます。これはK-POPに限らないと思うのですが、おとなになってからダンスを始めると、スタジオの鏡に自分が映し出されているのを見て恥ずかしく思ったり、自分が思い描いている踊りができないことを目の当たりにしてしゅんとしたりすることが少なくありません。そういうとき、私は、『こうやって、いろんな人とダンスしていること自体、恥ずかしいことをしているのだから、それ以上恥ずかしがることはないですよ(笑)』とアドバイスしています。コンテストではありませんし、ノルマとか合格点があるわけではないので、まず、楽しむことから始めてほしいですね」(SHIMAさん)

講師のSHIMAさんは、3歳でバレエを始め、踊りの世界に入り、講師歴は10年になるそうです。

わかりやすい説明を受けてから繰り返し練習

実際の講座の様子をご紹介します。第2と第4の水曜の午後7時から同8時10分までに開講される講座の4回目を訪ねてみました。ちょうど曲のサビの部分にあたる回でした。この日は、高校生から60歳代の女性と1人の男性合わせて9人が参加しました。

「よろしくお願いします」との互いのあいさつに続いて、まずはウォーミングアップです。ゆったりとした動きで、じっくり体をほぐします。その時間、約20分。受講生の方の額からうっすらと汗が浮かんできます。バックで流れる軽快なBGMが、徐々に気分を高めてくれます。次のリズム練習に続いて、今回のパートのレッスンが始まります。合間の休憩の終わりには、自分が使ったマットや椅子を各受講生が除菌ペーパーできれいに拭うなど、怠りなく感染症対策も行われています。

まずは、講師のSHIMAさんが、基本の動作を曲なしで、テンポがよく、とてもわかりやすく説明してくれます。たとえば、次のような感じです。

「ワンツー、2回目は必ずチェンジが入る、次、1回なので、1回ずつ落とす、ファイブ、シックス、数は、4、4、2、2、1、1、1、1。最後の1が、これでした、そしたら払って、よーい、どんで回る。そうそう、そうです」

「回ったら、コン。そうです。小指と小指を当てるんですが、当たったら、開放してください、手を」

「最後、起き上がってくるのは、あとのあと、はい、これでワンセット」

続いて、実際に曲に合わせて、繰り返し練習します。正直、一度説明を聞いたくらいで踊れるものかと思いながら見ていましたが、受講生のみなさんは前もって何度もMVで振り付けを見て、頭に入れているようで、習いたてとは思えないダンスを披露していました。

K-POP
MVでの予習の成果もあり、受講生の皆さんの動きもかっこいいです。

年代を問わず、わいわい仲良く踊れるK-POP

レッスンを終えたばかりのアラフォーの女性にお話を聞くと、こう答えてくれました。

「振り付けとか、グループで踊っているところのかっこよさがK-POPの最大の魅力ですね。それで自分も踊ってみたくなり、家の近くのこの講座に通っています。年代を問わず、わいわい仲良く踊るのが楽しくて、もう5年ほど続けています」

また、開講当初から通っているという60歳の女性は、「J-POPよりもさらにK-POPはノリがよくて、ポップなので、もともと運動をしていなかった私でも楽しく踊れるようになりました」と話していました。

最後に、講師のSHIMAさんから、次のようなメッセージを送っていただきました。

「コロナ禍で家にいる時間が増え、そこで動画とか見る機会が増えた方が多いと思いますが、それに実際に自分が体を動かすことを付け加えてみることをお勧めします。そうした体を動かす機会の最初の一歩として、K-POPを始めてみてはどうでしょうか。きっと、日頃のもやもやが吹き飛び、気分がリフレッシュされると思います」

SHIMAさんのK-POPダンス講座は、10月期は北千住教室で継続されるのに加え、新規で横浜教室で開講される予定です。みなさんも、K-POPダンスで、新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

受講生は、前方の鏡を見て自分の動きを確認しながら踊ります。

Profile

二居隆司

読売新聞に入社以来、新聞、週刊誌、ウェブ、広告の各ジャンルで記事とコラムを書き続けてきた。趣味は城めぐりで、日本城郭協会による日本百名城をすべて訪ねた。

Recommend

Pick Up

リンクを
コピーしました