わずか7日間で2人の関係を改善する方法

小さなこと：
あなたの人間関係にはちょっとした刺激が必要だろうか？　そんな時、あなたはおそらくあらゆる手段を使い、大きなジェスチャーで相手を驚かせようとするかもしれない。しかし、大がかりで壮大なことが2人の関係を救うことはめったにない。良い関係とは、実際には一緒に何百万回も経験する小さなことの積み重ねにある。これは恋愛の科学者、ジョン・ゴットマンとジュリー・ゴットマンが伝えていることだ。

ジョンはワシントン大学の名誉教授で心理学者、ジュリーは自身のクリニックを持つ臨床心理士だ。彼らはThe Gottman Institute（※編集部注：米国の人間関係に特化したカウンセリング機関）で50年間、愛に関する先駆的な研究を行ってきた。彼らは、そのすべての知識を新しい本『7日間で愛を強める』にまとめている。数十年の研究の結果、すべての恋愛関係を改善する7つの普遍的な要素があることを発見したという。もう終わりだと思っていても、と彼らゴットマン夫妻は言う。「何かが灰になっているように見えても、少し吹いてみれば、ポッと火が再びともるんです」。試してみる価値はあるだろうか？

1日目：コンタクトを取る

＜考え方＞

うまくいっているカップルは、お互いの様子を直接たずねる、相手がどうしているかを確認するための時間を作っている。さらに、パートナーが「コンタクトを取ろうとしている」サインに気付くものだ。たとえば、深いため息をつくこと、目を合わせること、隣に座ること、新聞を読むことなど。彼らは自分のやっていることをやめて、必要なら相手の様子に反応する。一緒にいるカップルの86%はお互いに反応したが、別れたカップルでは33%しか反応がなかった。

＜実践方法＞

この練習では、パートナーの様子を確認してみてほしい。少なくとも10分以上、相手の話を聞く時間がある場合は、簡単な質問をしてみよう。「今日、何か必要なものはある？」。これによって、「愛しているし、あなたのそばにいたい」と相手に伝えることができる。また、パートナーがコンタクトを試みたら、それにも反応しよう。

＜実践の結果は？＞

20年間パートナーと一緒にいるアイリスの体験。「彼が仕事から帰ってきたとき、一日のことをよく聞く時間を取ることに決めました。最初は彼が女性の同僚たちにどれだけ好かれているかを詳しく話すのでイライラしましたが……。でも最終的に、彼の情熱が伝わってきました。私の注目に彼はとても喜んで、話が止まらなくなりました。私にとっても、半分だけ耳を傾けるのではなく、本当に聞くことが驚くほど良いことと感じられました。彼も私に色々なことを聞き始め、突然、楽しい会話ができるようになりました。実際、日常生活でこれがとても簡単に後回しにされることがバカらしいですね。これが普通であるべきだと思いませんか？」

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