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ウィリアム皇太子が国王になったら、英国王室に大変革が起きる?

Chris Jackson / Getty Images

チャールズ国王に従いつつも、舞台裏ではすでに多くの意思決定に関わっていると言われているウィリアム皇太子夫妻。ウィリアム皇太子が国王になったら、不仲がうわさされるヘンリー王子は注意したほうがいいかもしれない!? マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。

ウィリアム皇太子が国王になったら、「大改造を覚悟せよ」と元王室執事が語る

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彼はすでにプリンス・オブ・ウェールズとして変化を起こしている。

遠い未来のことかもしれないが、ウィリアム皇太子が国王になる日はやってくる。そして、それが実現したとき、彼の模範のおかげですでに多くの点でそうなっているが、ウィリアム皇太子は状況を一変させるつもりだと英誌『OK』は報じている。

特にこの1年半の間に、ウィリアム皇太子(とキャサリン皇太子妃)は以前「ケンブリッジ流」(ケンブリッジ公爵夫妻だった頃)と呼ばれ、現在は「ウェールズ流」(2022年9月にウェールズ公夫妻になって以来)と呼ばれるやり方を取り入れ始めている。

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おそらくジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子という3人の子どもたちの育て方がもっとも顕著な例だろう。夫妻のどちらかが子どもたちをいつも学校まで見送り、子どもたちが帰ってくるときにはいつも家にいて、子どもたちが何よりも優先される。(代表例は、キャサリン妃がジョージ王子の試験のために、ウィリアム皇太子が創設したアースショット賞の第3回授賞式を欠席したことで、ジョージ王子をサポートすることが、彼女にとって最優先事項であることは明らかだ)。

ウィリアム皇太子はプリンス・オブ・ウェールズとして叙任式を行っていないし、今後も行うことを選ばないかもしれない。最近、ウィリアム皇太子とキャサリン妃は、王室の中枢全体を掌握するために、CEOを雇うという決定を下した。自分たちのやり方で物事を進め、その過程で王制を近代化させようとする彼らの傾向を示すもうひとつの例だ。

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ウェールズ公夫妻が王と王妃になる時代が来る前に、チャールズ国王とカミラ王妃は「時間がたつにつれて、ウィリアムとケイト(キャサリン妃の愛称※編集部注)に頼ることが多くなる」と思うと元王室執事のポール・バレル氏は話した。「海外訪問では国王と王妃の代理として、より多くの公務に参加することになると思います」。

そして、チャールズ国王は「母親の君主制と彼の君主制の懸け橋」を構築しているところだとバレル氏(エリザベス女王は70年以上在位し、英国で最も在位期間の長い君主である)。また、チャールズ国王は同時に 「ウィリアムとケイトの君主制への懸け橋を構築している」とも語った。

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「何年もかけて、彼ら(ウィリアム皇太子とキャサリン妃)の注目度はさらに高まり、国王と王妃がやりたがらないときにより多くのことを行うようになるでしょう」とバレル氏は話した。「それは自然な流れであり、ウィリアムとケイトが国王と王妃になる前に君主制の手綱を握るための学習曲線なのです。彼らは、何かの事態に陥った場合にどのように対処すべきかを学ぶ必要がある、英国王室の言わば見習いです」

チャールズ国王は英国王位に73歳という最高齢で就いた君主である。『OK』によると、「もし彼が母であるエリザベス2世と同じくらい長生きでも、彼の治世は24年という長さになるかならないかであり、つまりジュビリー(重要な出来事から25年、50年、60年、70年経った時に行われる記念式典※編集部注)やマイルストーンを祝うことはないだろう。これはまた、プリンス・オブ・ウェールズとプリンセス・オブ・ウェールズが国王と王妃になる頃には、60代になっていることを意味する」(2人とも現在は41歳である)。

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チャールズ国王(ことカミラ王妃に関して)とは異なり、ウィリアム皇太子とキャサリン妃には大きなスキャンダルはなく、「王位に就くのを待つ間にポジティブな評判を築くことができるだろうとアナリストたちは述べている」と『OK』は報じた。夫妻の魅力の多くは、キャサリン妃の個性、オーラ、そして魅力にあるとバレル氏は言う。

「ケイトは信じられないような立場にいます。すべては彼女にかかっていますから」とバレル氏。「未来はケイトにかかっています。そしてそれは非常に大きな責任です。なぜなら、もしもケイトがもうこの婚姻関係に関わりたくないと決めたとしたら、王室は崩壊してしまうと思うからです」

バレル氏はまた、将来の国王ウィリアム5世は自分が君主となる番がきたら、「大改造を行い」、”急進的な思想家”として、「王制の核心に迫るため、あらゆる手を尽くすだろう」と予測した。

「現国王の君主制は政府官庁の管理職が多すぎます」とバレル氏。「とても官僚的です。ウィリアムはそれを大幅に削減し、すべて切り捨てると思います」

Translation & adaptation: Akiko Eguchi

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