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『鎌倉殿の13人』源実朝役の柿澤勇人。劇団四季の名作がサッカー少年の運命を変えた

源実朝 柿澤勇人 千世 加藤小夏
京より後鳥羽上皇のいとこである千世(加藤小夏・右)を正室に迎えた実朝。
夫婦となった2人だが子どもを授かることはなく、苦悩する千世に、実朝は秘めていた思いを打ち明ける ©NHK

朝ドラ『エール』では歌声も披露

『鎌倉殿の13人』の第39回で、柿澤が節をつけて和歌を詠むシーンがあるが、和歌指導の先生から「憎たらしいほど完璧」と称賛されたという。これはまさにミュージカル俳優としての優れた音感と表現力の賜物である。

一方、物静かだが複雑な内面を持つ実朝の人物像に説得力を持たせているのは、日本の演劇界を代表する演出家のもとで役を全うし、高い評価を受けてきた演技力によるものだ。

柿澤はテレビドラマにも数多く出演してきたが、お茶の間での知名度をさらに上げたのは、連続テレビ小説『エール』(21年)への出演だろう。昭和を代表する歌手・藤山一郎をモデルとした役に扮し、歌声も披露した。映画では近年だけでも『すくってごらん』(21年)、『鳩の撃退法』(21年)など話題作でクセの強いキャラクターを演じ、演技の幅広さを示している。

さまざまなジャンルで実力を培ってきた柿澤が、ラストスパートに入った『鎌倉殿の13人』で、どんな実朝像を見せてくれるのか、必見である。

史実ではこのあと、まさに鎌倉時代を象徴するような悲劇が実朝を待ち受ける。キーマンである公暁役は、ドラマ前半で上総広常を演じた佐藤浩市の長男の寛一郎で、親子での大河出演も話題に。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』NHK総合ほか 毎週日曜 午後8時~ほか ※放送から7日間は配信サービス「NHKプラス」で見逃し視聴が可能 ©NHK

Text: 香月友里

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