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ヒグチユウコから横尾忠則まで アートなラーメンどんぶりを買いにギャラリーへ 21_21 DESIGN SIGHT

【カラフル】

皆川明 どんぶり

ミナ ペルホネン デザイナーの皆川明は、オリジナルテキスタイルを手がけるようにラーメンどんぶりをデザインした。図柄のテーマは、ラーメン一杯の中にある色彩を抜き出して、どんぶりにちりばめてみること。ラーメンを食べるときに食欲をかき立てる具材のコンビネーションから生まれる色彩のミックス感を、スープを飲み干すまでどんぶりに留めようという試みだ。

鈴木文女 どんぶり

今回の企画展の全体デザインにも参加しているグラフィックデザイナーである鈴木文女。20年前にイタリアのフィレンツェに住み始めた当時、実家から送ってもらったラーメンを食べながら日本を思っていたという。その逆となる、イタリアを思いながらラーメンを食べられるどんぶりをデザインした。

一乗ひかる どんぶり

イラストレーターの一条ひかるは、浪人中の予備校終わりにみんなで食べるラーメンで、そのおいしさに目覚めた。素朴でなんて事ないラーメンが好きなので、なんて事ないラーメンが似合う可愛いどんぶりを考えた。

佐藤晃一 どんぶり

グラデーションを駆使した作品で知られたグラフィックデザイナーの佐藤晃一のどんぶり。世界に伸びてゆくラーメン文化に思いをはせて、万国旗を張りめぐらしている。本当の国旗の色ではなく、かまぼこやなると巻きなど食べ物にピンクを使う点を盛り込み、楽しく元気が出る色で表しているのが面白い。

【グラフィカル】

田部井美奈 どんぶり

ミニマルかつスタイリッシュなデザインで注目を集めるグラフィックデザイナーであり、アートディレクターの田部井美奈。おいしいラーメンを食べているときに感じる、その器に深く潜っていくような満たされた気持ちを描いている。丸紋は、透き通ったスープに浮かぶ大小さまざまな油の水たまり。その丸く美しい海の中を自由に泳ぐ、楽しそうな龍の姿が底に現れる。

アラン・チャン どんぶり

香港をベースに活躍するグラフィックデザイナーのアラン・チャンは、織部焼(美濃焼の一種)にインスパイアされたもの。鳥の画像と手の画像を組み合わせた、飛ぶ鳥の図柄が描かれているのが特徴。鳥は自由な精神を、手は熟練の技を表している。人々に、美濃焼の新しい可能性を探求する心を呼びかけたデザインになっている。

浅葉克己 どんぶり

日本の広告とデザインのフィールドで活躍するアートディレクターであり、デザイナー、カリグラファーの浅葉克己。特技のひとつである手旗でラーメンを発信した図柄が描かれている。

【文字をデザインに】

LiSA どんぶり

ラーメンどんぶりの生誕地、岐阜県出身のボーカリスト、LiSA。ポジティブなメッセージで人気を集める彼女がどんぶりに込めた思いは、「1日を飲み干したアナタが『今日もいい日だっ。』と小さな幸せを見つけて心もお腹も満たされますように」。

糸井重里 どんぶり

「ほぼ日」代表として、さまざまなコンテンツを手がける糸井重里は、縁起のよいどんぶりをデザイン。「素数」と「円周率」の漢数字が渦を巻いた柄が末長く続いていくので縁起がよいということ。内側の底に記された「丼宙」は糸井氏の俳号だ。

粟辻美早 どんぶり

妹とともに女性デザイナーによるデザイン事務所を手掛ける粟辻美早。着想源は、魚文字が並ぶ寿司店の湯飲みだという。一文字一文字読んでいくのが楽しかった湯飲みのように、ネタの代わりにラーメンにまつわる2文字でどんぶりを埋めた。

塩川いづみ どんぶり

多岐にわたる分野で活動するイラストレーターの塩川いづみは、干支を表現。ラーメンどんぶりに描かれている竜を眺めているうちに、十二支すべてをそろえたくなったのだとか。

仲篠正義 どんぶり

資生堂をはじめ、日本有数のグラフィックデザインを牽引してきた仲篠正義の遺作。それまでラーメンどんぶりを持っていなかったので、自分用にデザインした一点。行列に並ぶのが嫌いだったので、自宅でいろいろと工夫してラーメンを作っていたようだ。

秋山具義 どんぶり

さまざまなクリエイティブ分野で活躍するアートディレクターの秋山具義は、ラーメンの具の中で最もグラフィカルと感じる「なると」でアルファベットを作った。「ナルファベット」と名付けられた文字で、aからzまでを渦巻き状にあしらったデザインは、外国人にもラーメンを楽しんで食べてもらいたいという願いが込められている。

服部一成 どんぶり

VI、広告、展覧会、出版などを中心に活動するグラフィックデザイナーの服部一成は、世界地図を広げて、ラーメンを食べたいという7都市の名前をどんぶりの柄にした。冬のモスクワ、常夏のホノルルなど、食べるシーンも思い浮かんでいるようだ。

企画展ラーメンどんぶり展
会期:〜2025年6月15日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
   東京都港区赤坂9-7-6 
tel:03-3475-2121
休館日:火曜日
開館時間:10:00 – 19:00(入場は18:30まで)
入場料:一般1,600 円、大学生800 円、高校生 500 円、中学生以下無料
https://www.2121designsight.jp/program/ramen_bowl/

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