×

映画『白鍵と黒鍵の間に』主演・池松壮亮にインタビュー。実力派俳優が作品と向き合う矜持

今年ハマった映画もやっぱり音楽映画

池松壮亮
ジャケット¥506,000 パンツ¥209,000/すべてヴァレンティノ その他スタイリスト私物

――本作では1980年代を舞台に、「博」と「南」は異なるファッションで登場しましたが、池松さん自身は、この秋、どんなファッションをしたいですか?

えー! いやいや、ないですよ。この秋にどんなとかは、全然ないんですよ。全くわからないです。こんなものが好きとかそういったこだわりは結構ありますけど、基本的には服はなるだけ買いたくないんです。それでも買ってしまうんですけど、同じものを何年も着たいんです。新しく買うものは少なくていいです。自分の生活や思想が一番フラットな状態でいれて、国内海外どこでも着れるもの、長く着れるものがいいんです。
普段から映画が趣味のようなもので、その他にこれといった趣味はないんです。

――たとえば今回のピアノのように、映画で始めたことにハマって、そのまま趣味になったことは?

ないですねぇ。ピアノもあれだけやったけど、今はもうほとんど弾けないと思います(苦笑)。

――そうなんですね。では、部屋はどんな感じで統一していますか?

木が多いです。母方の実家が家具屋なんですけど、僕も家具が昔から好きです。木の家具がいいですね。木にもいろいろあるんです。ヨーロッパの木とか、どこどこのヴィンテージのとか。テーブルもすべて木製です。

池松壮亮

――いいですね。ステキです。池松さんは、実生活も頭の中は映画でいっぱいとのことですが、今年ハマった映画を教えてください。

今年あまり観ていないのでまだ振り返れていないんですが、今のところ5月に公開された『TAR/ター』が素晴らしかったですね。作家主義や権力構造、キャンセルカルチャーについての映画なんですが、『TAR/ター』も音楽映画ではないけど舞台になるのが音楽の世界です。音楽映画については、自分自身がいつか挑戦したかったことのひとつでした。それが今回叶いました。うちは父が生粋のジャズマニアで、実家では必ずジャズが流れているような環境でした。僕自身は詳しくありませんが、自分の根底のリズムとしてジャズがあるように思います。今でも好きでよく聴いています。ジャズピアニストを演じることは僕以上に父がワクワクしてくれていました。

styling: Babymix hair&make-up: Fujiu Jimi
photos: Kenshi Kamata(Happy Japan)
interview & text: Fumi Mochizuki
edit: Maki Kunikata

映画『ヴィレッジ』横浜流星と黒木華にインタビュー。生きづらさを抱える人たちへのメッセージとは?
ケイト・ブランシェットが驚異の役作りで女性指揮者を熱演!話題作に込めた思いを語る
「イヴ・サンローラン展」に行く前に知っておきたい美学を描くアート映画3選

映画『白鍵と黒鍵の間に』
公開日:2023年10月6日(金)
出演:池松壮亮 仲里依紗 森田剛 クリスタル・ケイ 松丸契 川瀬陽太 杉山ひこひこ 中山来未 福津健創 日高ボブ美 佐野史郎 洞口依子 松尾貴史 / 高橋和也
原作:南博「白鍵と黒鍵の間に」(小学館文庫刊)
監督:冨永昌敬
脚本:冨永昌敬 高橋知由 
音楽:魚返明未
配給・制作プロダクション:東京テアトル
公式サイト:hakkentokokken.com


衣装 問い合わせ先
ヴァレンティノ インフォメーションデスク
03-6384-3512

Profile

池松壮亮

1990年7月9日生まれ、福岡県出身。『ラストサムライ』(03)で映画デビューを果たす。2014年に出演した『紙の月』『愛の渦』『ぼくたちの家族』『海を感じる時』で、第38回日本アカデミー賞新人俳優賞、第57回ブルーリボン賞助演男優賞を受賞する。近年の主な映画出演作に『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17)、『斬、』(18)、『宮本から君へ』(19)、『アジアの天使』(21)、『ちょっと思い出しただけ』(22)、『シン・仮面ライダー』(23)、『せかいのおきく』(23)など。公開待機作に『愛にイナズマ』。

リンクを
コピーしました