鈴鹿央士が映画『ロストケア』で見つめた、超高齢化社会の日本と介護問題

人間であればどんな役柄でも演じていきたい

──椎名が「仕事楽しいです」と言うシーンがありますが、鈴鹿さんご自身は「今アドレナリン出てるな」と思うことありますか？

あります！　このシーンは大切に、どれだけ時間がかかってもちゃんと撮らなきゃいけないっと思っているところとかは、確実にアドレナリンが出ていますね。時間の感覚もなくなるし、普段現場でどこに誰がいるか把握していても、集中しているときは周りが見えてなかったりしますね。

──撮影が終わった後に、興奮して寝付けないようなこともありますか？

わりと僕寝られるタイプで、撮影前とかでも最近はよく寝られているんですけど、去年作品の中でいったんここでひと区切りというタイミングで、初めて39℃の熱を出しました。すぐ治ったんですけど「ああ自分頑張ってたんだなぁ」と思いましたね（笑）

──昨年はドラマ『silent』で注目されてご自身なんか変化ありましたか？

僕自身はそんなに変化はないのですが、ロケで外に出ると「（役名の）湊斗だ」と声をかけてくださることがよくありますね。素直にうれしいです。また、お仕事の合間に『silent』のロケ地のカフェに寄ってみたんですけど、本当にたくさんの方が並んでいて。すごいパワーを持った作品だったんだなと、改めて感じました。

──これから演じてみたい役は？

パンダとか深海魚は難しいかもしれないけど、人間であれば（笑）どんな役でもやりたいですね。俳優として生きていきたいので、いろんな役、いろんな作品に出られればいいなと。まだまだ23歳なので、もっと経験を積んでいきたいです！

photo: Tomoko Hagimoto　styling: Yutaka Asakura  hair&make-up: Kosuke Abe (traffic)  interview & text: Akiko Yoshida

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