敏感肌でも確かな結果。「スノーフォックス スキンケア」創業者フィービー・ソングが語るポジティブ肌のつくり方【ナタリーの日仏ビヤンネートルのすゝめ Vol.43】

「SNOW FOX is who I am、（スノーフォックスは私自身であること）」と、話すフィービー氏。これまでさまざまな美の価値観に触れてきたフィービー氏にインタビューを行いました。

ナタリー：新型コロナウイルスの登場前と後でスキンケアに対する意識は変わりましたか。

フィービー氏：「はい、変わりました。新型コロナウイルスの感染拡大によって、人々はバクテリアやウイルスに対して、以前よりも神経質になりました。例えば、リップにもアイシャドーにも使える、といったマルチアイテムは衛生上、懸念点が残ります。また、指でクリームをつけていた人がスパチュラを使用するなど、今まで気にしていなかったツールにも目が向けられるようになりましたよね」

「もうひとつは、人々がもっとスキンケアに時間をかけるようになったことです。メイクは外に向けてアピールするものですが、スキンケアは自分の内側と向き合うためのものです。自分のためにかけられる自宅時間が増えたことで、肌に嬉しい変化をもたらすスキンケアを探す人たちが増えているのではないでしょうか」

ナタリー：この時代だからこその、フィービー氏ならではのスキンケアの楽しみ方を教えてください。

フィービー氏：「パンデミックの前後に関わらず、私にとってスキンケアはとても大切な時間です。2人の子供の子育てをしながら仕事をしていると、自分にかける時間は少なくなってしまうもの。それでも、その時間を作ることは酒さをもつ私にとっては必要不可欠で、自分の肌の状態を見て、使うスキンケアの調節をしています。どんなに忙しくても、ほんの少しでも毎日自分の肌と向き合う時間は作るように心がけています」

ナタリー：フィービー氏が思う、日本人の美しさについて教えてください。

フィービー氏：「日本人女性はしっかりとしたルールを自分の中に持ち、それを守る努力をしている印象があります。スキンケアルーティーンでも、自分の肌をケアするという高い意識がとても素晴らしいと感じます。肌を清潔に保つために洗顔し、化粧水で肌を整えて、美容液を目的に応じて使うといった、基本的な知識を当たり前のようにみんなが持っていますよね」

「そして、自分が使うスキンケアにどんな成分が入っているのか、中身の大切さを理解し肌につける商品の品質にも目を向けています。 私たちのブランドはルーティーンを守り、正しく使うことで、その効果を最大限に発揮できるスキンケアです。日本人女性はルーティーンを大切にしてくれるので、その分結果が出るのが早いと感じますし、『スノーフォックス スキンケア』が日本のお客様に愛されるのではと期待しています」

ナタリー：様々な国で経験を積まれてきたなかで、フィービー氏が培ってきた美の価値観について教えてください。

フィービー氏：「私はさまざまな国で色々な人種の方に会ってきました。そのなかで私が最も印象的に感じるのは、「美の価値観」はアート、音楽、ウェルネス同様に、文化や言語を超えているということです。それが、私がこの業界を愛している理由でもあります」

「“美しさ”はすべての人々が平等に楽しむ事ができて、「美の価値観」は私たち一人一人にとって独自でユニークです。それらは自分自身、周りの人々、そして世界そのものに対する見方にも影響を与えます。だからこそ、この世界はとても魅力的なのだと思います。常に完璧であるとは限りませんが、人はそれぞれの価値観で、時には並外れた美しさを持つことができて、それを自由に表現できるところが素晴らしいと思います」

ナタリー：マリ・クレールの読者へメッセージをお願いします。

フィービー氏：「マリ・クレールをご愛読のみなさまは、たとえ不完全であってもありのままの自分を受け入れ、愛し、今あるものに感謝する聡明さを持っていると思います。私自身もまた、慌ただしさを感じる日々の中で、もたらされた健やかさや幸福、輝きなどを味わいながら、充足感溢れる時を過ごしています。 共に、自分ができることにフォーカスし、他と比較せず、自信をもちながら毎日を過ごしていけたら良いですね」

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