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敏感肌でも確かな結果。「スノーフォックス スキンケア」創業者フィービー・ソングが語るポジティブ肌のつくり方【ナタリーの日仏ビヤンネートルのすゝめ Vol.43】

心と体を心地よく、美しい状態にするフランス式ライフスタイル「ビヤンネートル(Bien-être)」をキーワードに、日仏美容家のナタリーが今気になるコスメをナビゲート。第43回は、敏感肌であっても安心してスキンケアとしての実力を発揮するコスメ「スノー フォックス スキンケア」について。創始者のフィービー・ソング氏にインタビューを行いました。

このところの急激な冷え込みなど、ちょっとした変化がきっかけで肌の調子を大きく崩してしまうことはよくあるもの。私自身、年末年始の生活リズムの乱れとカラカラに乾燥した大気の状態も相まって、スキンケアがしみてしまったり、何を塗っても手応えを感じられない日々が続きました。そんなとき頼りにしたのが「スノー フォックス スキンケア」でした。

フィービー・ソング(Phoebe Song)氏

創業者のフィービー・ソング氏はメルボルン出身でアメリカや香港など、様々な環境でキャリアを積み上げた後、2016年に「スノーフォックス スキンケア」を設立。元々アナリストであった彼女がビューティの世界に挑戦しようと決意した理由は、若い頃から重度の酒さや敏感な肌状態に悩まされ続けたことから。刺激の強い成分や保存料などは一切使用せず、敏感肌でも安心して使える処方を守る一方で、結果や効果はスピーディに出すことをブランドの根幹として設定しているのも、心強いポイントです。

ブランド名は、過酷な環境にあっても逞しく生きるホッキョクキツネの儚さや厳しさ、美しい佇まいからインスパイア。オーストラリアをはじめ、世界中から厳選した成分を調合し、研究を重ね、現在も酒さと付き合いながら暮らすフィービー氏自身の肌でのテストをクリアしたもののみを商品化しています。今日では世界16カ国で愛されるブランドへと成長しました。

SAKE ナイトクリーム 50mL ¥9,900/スノー フォックス ジャパン

私が今回手にとったのは、開発に約3年かかったというレチノール配合の“SAKE ナイトクリーム”。今やアンチエイジングコスメの代表成分ともいえるレチノールですが、人によっては赤みや皮むけ、ヒリヒリとした痛みなどが出る場合があるのも事実。開発にあたり、アメリカやEUなどの、あらゆる原料メーカーのレチノールを取り寄せたものの納得いく結果が出ず、日本の原料メーカーが特許を取得している水添レチノールに出会い、その肌への浸透力の速さとパフォーマンスに感動したそう。効果を最大限に引き出す一方で、赤みなどの悩ましいトラブルを起こさない独自の黄金比を模索し、最終的に0.3%という配合量にたどり着きました(なお、0.5%にアップすると赤みはアップするのに効果はほぼ変わらないのだとか!)。また、酒粕や米発酵液などと組み合わせることで、レチノールにより乾燥しがちな肌をカバーするオリジナル処方で肌のターンオーバーと保湿を両方実現させました。

ここで私が疑問に思ったのが、植物性レチノールをあえて採用しなかった理由。近年ではレチノール代替成分の開発が進み、商品化も進んでいます。フィービー氏によると、レチノールの研究は20年以上に渡り、エビデンスや論文も数多く存在するのが決め手のひとつとなったそう。それらを熟読した上で開発を進め、肌にとって本当に安全なものを求めた結果、水添レチノールの配合へと行き着いたということです。

私がこのクリームを使用した翌日に実感したのは、肌の明るさとみずみずしさ。肌トラブルが続くとパワフルなスキンケアを使用しても、なんの手応えもない状態が続くのですが、このクリームにおいてはちゃんと“効いている”という感覚を与えてくれました。また、使用感もとても心地よく、使うほどにこのクリームにレチノールが入っていることを実感するような美しいツヤ感も生まれてきました。

なお、“SAKE クリーム”はバイオ系コスメなので一人ひとりに違った結果が出るのも特徴。肌のバランスを整え、今肌に足りていないものを導き出してくれるので、複合的な肌悩みを持つ人にもおすすめです。

厳しい乾燥の季節のあとに待ち受けるのは、花粉とPM2.5の飛散。肌にとって過酷なシーズンはまだまだ続きそうですが、「スノーフォックス スキンケア」があれば肌荒れに悩まされることなく、健やかな気分で過ごせそうです。

次頁からは、「SNOW FOX is who I am、(スノーフォックスは私自身です)」と、話すフィービー氏へのインタビューを掲載。フィービー氏の美に対する思いやスキンケアリチュアル、敏感肌との付き合い方などをたっぷりお伺いしました。

お問い合わせ先

スノー フォックス ジャパン
https://snowfoxskincare.jp/

Profile

ナタリー(Nathalie)

一般社団法人日仏ビヤンネートル協会代表。モード系美容誌編集を経て独立後、日本とフランスのライフスタイルを融合したオリジナルのビューティメソッドや、海外トレンドを踏まえた美容情報を執筆中。レインボータウンFMのラジオ番組「Nathalie’s Beauty Talk」では第1土曜と第2木曜にフランスの最新美容情報などを紹介。
 https://institut-du-bienetre.com/

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