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美弥るりかのエッセイ「私の本当のプロフィール」

自分の心に聞いてみる

きっとこの記事を読んでくださってる方の中にも、つい自分より人の気持ちを優先してしまう方もたくさんいらっしゃると思います。

それは周りの方々への”愛情ゆえの行動”だと私は思うのです。

しかし、それらをすべてなくして自分の気持ちだけでの、好きな物、事を一つひとつ感じてみることにしました。

好きな食べ物、飲み物、色、花、景色、音、小さな事から気がついたものを一つずつ丁寧に自分の心に聞いてみる感覚です。

“これを食べてるとき幸せだな” “この場所に行くと心が安らぐな” などと、時間をかけながら自分のことを知っていきました。

そうすると、今まで感じたことのなかった「自分を大切にしてあげている」という感覚を、初めて感じることができました。

だんだんと、”これが食べたいな” “このお花を飾りたいな” “あの場所に旅行に行きたいな”と今までより明確に思う感情が生まれ、日々のちょっとした出来事にも感謝が生まれました。幸せだと感じる時間が、以前より増えてきたように思います。

これが自愛への第一歩なのかなと思うと、嬉しくなりました。
今は、自分への愛情の芯があるうえで、周りの方への気遣いもできたらとても素敵だなと思っています。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
では、また次回お会いしましょう!

text by Rurika Miya

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Profile

美弥るりか

みや るりか アーティスト、俳優。2003年に男役として宝塚歌劇団に入団(89期)。幅広い役柄を好演し、人気と実力を兼ね備えた男役スターとして活躍。主な出演作品は『ロミオとジュリエット』マーキューシオ役、『ME AND MY GIRL』ジャッキー役、『1789—バスティーユの恋人たち』シャルル・アルトワ役、『グランドホテル』オットー・クリンゲライン役、『雨に唄えば』コズモ・ブラウン役や『エリザベート』フランツ・ヨーゼフ役など。17年『瑠璃色の刻』、19年『アンナ・カレーニナ』で主演を務め、同年6月宝塚歌劇団退団。退団公演の千秋楽では トップスター以外では異例となる”サヨナラショー” も開催された。退団後、ジェンダーフリーな表現者、アーティストとして舞台やライブ公演等で活躍中。著書に『Rurika is』(扶桑社) がある。
現在、音楽劇『クラウディア』に出演中。詳細はこちら
ビルボードライブ公演も開催予定。「美弥るりか Billboard Live 2022」が9月27日(火)・29日(木)(両日とも横浜)、10月5日(水)・6日(木)(両日とも大阪)に行われる。詳細は下記オフィシャルサイトへ。
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