×

イギリスのスパークリングワイン ピュアで透明感がある理由【三澤彩奈のワインのある暮らし】

伝統に対して「尖ったもの」を造る

一方、新興であるイギリスのスパークリングワインの多くは、単一年、単一畑のブドウを原料としていることが多いように思います。前述したナイティンバーは、シャンパーニュに近いスタイルですが、Hundred Hillsはまさに後者です。

Hundred Hillsのオーナー醸造家、ステファン・ダケット氏は「風土と収穫年を現した、ブルゴーニュ地方で生産される非発泡性ワインのような方向性をイメージしている」とお話しになっていたのが印象的でした。その哲学が、どこまでもピュアで透明感のあるスパークリングワインを造り上げているように感じました。

Hundred Hills 醸造所

私自身も2008年から瓶内二次発酵のスパークリングワインを造っていますが、単一年、単一畑のスタイルに挑戦しています。伝統に対し、「何か尖ったものを造っていきたい」という思いから生まれているワインです。

残念ながら、「Hundred Hills」はまだ日本に輸入されていませんが、ホテル「東京エディション虎ノ門」のシグネチャーレストラン「ジェイドルーム+ガーデンテラス」では、イギリス人でミシュランスターシェフのトム・エイキンズ氏が料理を監修、ヘッドソムリエの矢田部匡且氏の若い感性によってグラススパークリングワインにイギリスの「Gusbourne」が採用されています。是非新しい体験をご堪能ください。

人生で最も忘れられないスパークリングワインの味【三澤彩奈のワインのある暮らし】

関連情報
  • イベントのお知らせ◆◆松坂屋名古屋店 北館GENTA 1階◆◆グレイスワインショップが期間限定でオープンします。 日本の傑作でもあるグランドセイコーとコラボレーションさせていただいたスペースは、日本の美意識やモノづくりの精神が高い次元で融合されています。 創始100周年を記念して作られた特別ラベル【あけの 2020】や【キュヴェ三澤ブラン2020】など多数のワインをご用意しております。ぜひ、お立ち寄りください。イベント 【開催期間】6月28日(水)~7月4日(火)【場所】名古屋市中区栄三丁目 16 番 1 号


     

Profile

三澤彩奈さん

中央葡萄酒株式会社 栽培醸造責任者 山梨県の中央葡萄酒4代目オーナーの長女として生まれる。ボルドー大学ワイン醸造学部を卒業し「フランス栽培醸造上級技術者」の資格を取得。2007年に中央葡萄酒の醸造責任者に就任。栽培と醸造に取り組む。 2014年に世界的ワインコンクール「デキャンター・ワールドワイン・アワード」の金賞を日本で初めて受賞。甲州ワインの名を世界に。「グレイスワイン」は海外で最も飲まれる日本ワインに成長。2021年11月、「甲州」の新たな魅力を引き出した「三澤甲州2020」を発売。
「グレイスワイン」のウェブサイトはこちら

リンクを
コピーしました