イギリスのスパークリングワイン ピュアで透明感がある理由【三澤彩奈のワインのある暮らし】

イギリスのワインの生産量は、近年大幅に増えています。ワイン醸造家の三澤彩奈さんがイギリスのワイナリーを訪ねました。ワイン生産地としても注目されるイギリスの醸造家に自身のワイン造りの思いを重ねます。
イギリスのワインの生産量は、近年大幅に増えています。ワイン醸造家の三澤彩奈さんがイギリスのワイナリーを訪ねました。ワイン生産地としても注目されるイギリスの醸造家に自身のワイン造りの思いを重ねます。
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イギリスのスパークリングワイン「ナイティンバー」の噂を聞いたのは、フランス留学中の18年ほど前のことでした。初めて口にしたとき、目の覚めるような酸が印象的で、クオリティに感動したことを思い出します。
それまで、ワイン生産国よりもワイン消費国、特にロンドンは随一のワインの情報発信地として知られていましたが、フランスのシャンパーニュ地方と同じ石灰岩土壌を持っているとして、殊にケント・サセックス州は、ワイン産地として注目を集め始めていました。それには、「ナイティンバーエフェクト」と称される通り、1990年代後半にナイティンバーが国際ワインコンクールでトロフィー(最高賞)を獲得したことが、その後のイギリスのワイン産地の拡大に大きく貢献しました。オズ・クラーク著「English wine」によると、2012年から2020年の間に、イギリスワインの生産量は10倍以上に増えています。
イベントのお知らせ◆◆松坂屋名古屋店 北館GENTA 1階◆◆グレイスワインショップが期間限定でオープンします。 日本の傑作でもあるグランドセイコーとコラボレーションさせていただいたスペースは、日本の美意識やモノづくりの精神が高い次元で融合されています。 創始100周年を記念して作られた特別ラベル【あけの 2020】や【キュヴェ三澤ブラン2020】など多数のワインをご用意しております。ぜひ、お立ち寄りください。イベント 【開催期間】6月28日(水)~7月4日(火)【場所】名古屋市中区栄三丁目 16 番 1 号
三澤彩奈さん
中央葡萄酒株式会社 栽培醸造責任者 山梨県の中央葡萄酒4代目オーナーの長女として生まれる。ボルドー大学ワイン醸造学部を卒業し「フランス栽培醸造上級技術者」の資格を取得。2007年に中央葡萄酒の醸造責任者に就任。栽培と醸造に取り組む。 2014年に世界的ワインコンクール「デキャンター・ワールドワイン・アワード」の金賞を日本で初めて受賞。甲州ワインの名を世界に。「グレイスワイン」は海外で最も飲まれる日本ワインに成長。2021年11月、「甲州」の新たな魅力を引き出した「三澤甲州2020」を発売。
「グレイスワイン」のウェブサイトはこちら
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