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大阪・関西万博 おすすめパビリオン、見どころまとめ

一般来場者数が200万人を超えるなど、4月13日の開幕以来、連日多くの人が訪れ、盛り上がりをみせている大阪・関西万博。約155ヘクタール、東京ドーム約33個分の広さをほこる会場には、180以上のパビリオンが立ち並ぶ。「何を見たらいいか分からない」という人のために、おすすめのパビリオンを紹介する。

ポーランドパビリオン

「ポーランド。未来を切り拓(ひら)く遺産」というテーマのもと、豊かな文化遺産が、未来志向や国際的な対話の原動力となることを紹介しているポーランドパビリオン。グリーンエネルギー、デジタルトランスフォーメーション、人工知能(AI)などの革新的な技術と共に、伝統的な文化や工芸、音楽、芸術などを紹介する多彩なインタラクティブインスタレーションを展開している。

なかでも特に注目を集めているのが、ショパン国際ピアノコンクール参加者によるピアノリサイタルだ。コンサートルームで、毎日3回開催されている。ポーランド出身の作曲家、フレデリク・ショパンの名曲を生演奏で楽しむ絶好のチャンスなので、ぜひ事前予約をして訪れてほしい。

北欧パビリオン

北欧5か国(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)による北欧パビリオン。「ノルディック・サークル~北欧と共に、より良い明日へ~」をコンセプトに、北欧が得意とする三つの分野——テクノロジー、イノベーション、サステナビリティ——の先進的な取り組みを紹介している。

ムーミンをはじめとする北欧を代表するキャラクターグッズや、北欧各国のファッションブランドのバッグ・ウェア・アクセサリー、北欧の最新のガジェット類からパフュームまで幅広いラインアップがそろう「Nordic Shop」も要チェック。

イタリア館

ルネサンス期の理想都市にインスパイアされた美しいデザインを持つイタリア館。パビリオン内には、劇場や広場、庭園といったイタリアの都市や社会のアイデンティティーを象徴する空間が広がり、メイド・イン・イタリーの魅力を伝える常設展示のほか、期間限定のイベントやライブパフォーマンスが連日開催されている。

屋上には、イタリア庭園を見渡す広々としたレストラン「イータリー」もオープン。パスタやピザといった本格的なイタリア料理や飲み物を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことができる。

フランス館

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東ゲートを入ると、目の前に現れるのがモダンな建築のフランス館だ。テーマは「愛の讃歌(さんか)」。メインのファサードは、ミステリアスな雰囲気を醸し出す劇場の舞台を思わせる巨大なカーテンに覆われている。柔らかさと女性らしさを象徴する、動きのあるドレープは、「愛」の赤い糸をモチーフとしているという。

フランス館のメインパートナーとして参加するのが、日本と深く長いつながりを持つLVMH。常設展示にはルイ・ヴィトンとディオールが参加。日本人アーティストや建築家、写真家、デザイナーらとのコラボレーションによる空間を作り上げている。

サウジアラビア王国館

日本館に次ぐ広さを誇るサウジアラビア王国館では、期間中700回以上ものイベントを開催予定。伝統文化から未来都市、ライブパフォーマンスまで多彩なプログラムをラインアップしている。パビリオンのコンセプトは「新しい発見の壮大な旅」。サウジアラビア文化の多様性と、未来へ向けた野心的なビジョンを五感で体験できる内容となっている。

注目は、スマートフォンで仮想の庭を育てるAR体験「The Botanist」や、日本の海女とサウジアラビアの真珠採りダイバーの共通点にフォーカスしたパフォーマンス「水の物語(5/31まで)」、サウジアラビア独自のコーヒー文化を楽しめる「Ahlan Wa Sahlan」など。いずれも幅広い年齢層が楽しめるコンテンツだ。

EARTH MART

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EARTH MARTは、「食を通じて、いのちを考える」をテーマに、テーマ事業プロデューサーの小山薫堂さんが、多様な食の担い手と共につくりあげたパビリオンだ。大屋根リングをくぐり、中心へ向かっていくと、かつての里山の暮らしを連想させる茅葺(かやぶ)きのパビリオン、EARTH MARTが目に入る。建築デザインは、隈研吾さんが監修し、全国の5産地から集められた茅は、万博会期終了後にアップサイクルが予定されている。

ひと際目を引くのが、卵の展示「一生分のたまご」と、ねぶたで作られた大きなカート「いのちのカート」。ひとりの日本人が一生で消費するとされる卵の量、そして、10年分の食料の体積がショッピングカートとして表現されている。EARTH MARTを出た後は、「いただきます」という言葉の重みと味わい深さが、心にしみるはずだ。

「大阪・関西万博」がいよいよ開幕! 森の中のパビリオン「Better Co-Being」とは?

text: Tomoko Hagimoto

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