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「東京クリエイティブサロン2023」3者が語る、東京のファッションとデザインの未来

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国内最大級のファッションとデザインの祭典「東京クリエイティブサロン2023(TOKYO CREATIVE SALON 2023)が2023年3月17日(金)に開幕した。3月31日(金)まで、東京の丸の内・有楽町、日本橋、銀座、渋谷、原宿、羽田の6つのエリアにて、ファッションやアート、伝統工芸品など様々なクリエイターの作品を楽しめる。「東京を世界有数のファッション/デザインの都市にする」という思いを持った3名に、東京クリエイティブサロン(TCS)の魅力や意義について聞いた。

日本のファッションもデザインも、もっと評価されるべき 

東京クリエイティブサロン統括クリエイティブディレクター 齋藤精一氏 

東京クリエイティブサロン 統括クリエイティブディレクター 齋藤精一

 「東京のクリエイティブは世界的に評価が高いのに、東京にいる人たちが自覚していない」と語るのは、「TCS」の全体を統括している齋藤精一氏だ。 

「クリエイティブな都市はどこか」という調査で東京は世界で2位(※TOKYO CREATIVE REPORT 調べ)であるにも関わらず、「自分たちはクリエイティブだと思う」と回答した日本人は約22%にとどまるという。 

「他者評価と自己評価の乖離(かいり)がすごい。東京の地場産業はクリエイティブです。ファッションもそうだし、もちろんデザインも。いろんなものを作ってきたのに自己評価が低いのは、おそらく産業構造が古くなっていたり、あるいは日本企業や日本全体として海外に向けたプレゼンテーションが弱かったりするからだと思います。だからTCSのミッションは、海外の人たちに届けることと、ジャーナリストや業界の人たちだけじゃなくて、一般の人にもこれをきっかけに東京に来てもらうことです」 

会場となるのは、丸の内・有楽町、日本橋、銀座、渋谷、原宿、羽田という都内6つのエリアだが、これにも狙いがある。 

「僕もそうですけど、人にはそれぞれ自分が属してる場所があると思います。例えば、丸の内にはよく行くけれど、最近渋谷にはあまり行っていないとか。そこをできるだけ、TCSをきっかけに他のエリアを見てもらいたいし、改めて東京を知るきっかけにしてほしい」

ファッションの中心地である渋谷と原宿では「シブハラフェス」とコラボレーションしてファッションショーやインスタレーションを開催。丸の内・有楽町では全国の服飾学校から選ばれた作品のショーや展示がおこなわれるほか、大学・専門学校生を対象にしたデザインアワード受賞作も展示されている。また日本橋では日本各地のつくり手たちの逸品やクリエイターがセレクトしたモノやコトを集めて展示・販売。銀座では松屋銀座、銀座三越、和光をはじめ、エリアを象徴する場所でさまざまな催しや装飾がされ、「銀ぶら」を楽しめる。 

「銀座はハイファッションのメゾンが多いのですが、昔からの老舗や百貨店もあるので、回遊するようにできないかと考えました。また今回、羽田エリアで初めて開催しています。国内線・国際線ともにジャンクションとなっている場所で開催することで『東京クリエイティブサロンをやっているなら見に行こうか』と言ってくれるような入口になったり、東京の楽しみ方の一つになったりしたら嬉しいです」 。

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