韓国ドラマにハマるならここから！　初心者におすすめ王道＆人気6作品～ラブロマンス編～

社内お見合い

韓国ドラマのラブロマンスは「トッケビ～君がくれた愛しい日々～」のような物語性の高い作品と並んで、ラブコメディーにも良作が多数ある。「梨泰院クラス」で人気の高いパク・ソジュン主演「キム秘書はいったいなぜ？」がその代表作だが、今回は2022年のヒット作から「社内お見合い」をお薦めしたい。

ヒロインのシン・ハリをアイドルグループ出身のキム・セジョンが演じ、相手となるイケメンCEOカン・テムを、本作で人気上昇したカナダ国籍を持つ若手俳優アン・ヒョソプが務める。

友人から頼まれ、お見合いを壊すために代わって出向いたハリの相手は、自らが勤める会社の、有能でイケメンと噂のCEOテムだった……、というラブコメディーの王道設定。原作は同名の小説・Web漫画。まさに少女漫画から抜け出したようなイケメンCEOと仕事熱心で庶民的、勝気な性格の主人公がお互い引かれあうまでの、勘違いや気持ちのすれ違いをドタバタを交えてテンポよく描いている。

本作は主人公2人だけでなく、イケメンCEOの秘書を務める、キム・ミンギュ演じるチャ・ソンフンと、お見合いの身代わりをハリに頼んだ友人でソル・イナが演じるチン・ヨンソの想定外の恋の始まりエピソードも見どころ。クスッと笑える展開が続く中、イケメンCEOテムの仕事としての振る舞いや表情と、ハリと過ごす一人の男性としての優しくかわいらしい姿の落差に恋心を抱く方もいるのでは？

テム役を演じるアン・ヒョソプは7歳でカナダに移住し17歳まで育った経歴の持ち主で、ドラマ内でも流暢な英語のセリフを披露している。もう一方の主人公ハリを演じるキム・セジョンは「Produce101」というオーディション番組を経てアイドルとしてデビューした。2020年まで続いたアイドルグループ時代からドラマに出演。他の人気出演作ではアクションも披露している。

ラブコメは韓国ドラマの中でも安定して人気が高く、多くの名作・良作がある。本作は完璧で王子様のようなCEOと庶民派女性の恋愛ドタバタ劇という定番の設定でありながら、冗長なエピソードがなく、笑いながらワクワクとした気分で恋の成り行きを楽しめる。気軽に観られるジャンルなので、韓国ドラマをこれから楽しんでいくのなら気に入ったラブコメ作品を一つ見つけてほしい。

次回は「サスペンス」作品群からお薦めを紹介していく。

text: Ryoko Morita

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