「世界一幸福な国」にみる、幸せになるためのささやかな3つのヒント
2025.6.9

RS-photography / iStock.com
2025年3月20日(現地時間)に発表された「世界幸福度報告書」2025年版で、1位となったのは8年連続で北欧のフィンランド。日本は前年の51位から順位を下げ、55位だった。フィンランド人はなぜそんなに幸福なのか。調査結果を検証してみると、3つのシンプルな理由が見つかったという。マリ・クレール インターナショナルのイタリア版デジタル記事よりお届け。
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2025年3月20日(現地時間)に発表された「世界幸福度報告書」2025年版で、1位となったのは8年連続で北欧のフィンランド。日本は前年の51位から順位を下げ、55位だった。フィンランド人はなぜそんなに幸福なのか。調査結果を検証してみると、3つのシンプルな理由が見つかったという。マリ・クレール インターナショナルのイタリア版デジタル記事よりお届け。
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「世界幸福度報告書」2025年版でフィンランドは、8年連続で世界一幸福な国となった。デンマーク、アイスランド、スウェーデンもそれぞれ上位4位を占め、北欧諸国が幸福のリーダーとして位置付けられた。英オックスフォード大学のウェルビーイング研究所の独立研究者によって作成されたこの報告書によると、幸福の4分の3を左右する6つの要因は、1人当たりGDP、健康寿命、頼れる人の存在、人生の選択の自由、寛容さ、腐敗からの自由で成り立っていることがわかった。フィンランドや他の北欧諸国から、私たちの幸福度を高めるために何を学ぶことができるだろうか?
フィンランド人の幸福の大部分は、政治的・社会的構造に起因している。この国は「質の高い医療、教育、社会支援システムを普遍的に利用できます。フィンランドでは福祉の不平等が低く、それに応じて、民間の慈善活動の必要性が相対的に低いことを私たちのデータは示しています」と研究者は指摘している。自分の国にはこういった対策を実施する力がないと感じるかもしれないが、積極的に政治に参加することは役に立つはずだ。しかし、そのほかにも幸福度を高めるために今すぐできることがある。
フィンランド人は、他国の人々よりも見知らぬ人やコミュニティのメンバーを信頼している。これは「落とした財布テスト」で測定された。研究者は、人々に「もし財布を落とした場合、返ってくると思うか」と尋ねた。フィンランドでは、返されると思う人の割合が最も高かった。研究者によると、公正さと親切さを期待することが、幸福の格差を軽減し、社会的なつながりを強化することが証明されている。もし、あなたが社会で人を信頼するのが難しいと感じていても、世界中の見知らぬ人はあなたが思っているよりも2倍親切であることを知っておいてほしい。
人々が、財布は返ってくると信じているのは、ほとんどの場合、返ってくるからだ。実際、フィンランドや他の北欧諸国は、財布をなくすのに最も良い場所であることが証明されている。社会がより善意に満ちているとき、その恩恵を最も受けるのは、最も幸福度が低い人々だ。その結果、親切さを期待するレベルが高い国では、幸福がより公平に分配されていると研究者は説明している。
この研究では、ひとりで暮らす人々は幸福度が低く、大家族と暮らす人々も同様だった。研究者たちは、メキシコと欧州では、幸せに暮らすために最適な同居人数が4〜5人であることを発見した。しかし、フィンランドの平均的な世帯人数は2人未満だ。なぜだろうか? 多くのフィンランド人はひとり暮らしをしていても、地域社会の恩恵を受けているからだ。近所に親戚がいたり、強い友情関係があったりする場合、ひとり世帯であっても、単なるひとり暮らしとは違ったものになるかもしれないと研究者たちは述べている。
translation & adaptation: Akiko Eguchi
This article was originally published by Chloe Gray on Marie Claire Italia
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