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寝る前に水を飲むのは、健康に良いことか、悪いことか?

skynesher / iStock.com

「寝る前に水を飲むべきか否か」は、人によって意見が分かれる習慣のひとつだ。睡眠の質を左右するとも言われる就寝前の水分補給について、専門家がメリットとデメリットを解説している。マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事よりお届け。

寝る前には、水を飲む派と避ける派の二つの流派がある。しかし、科学的にはどうなのか、そして体にはどちらが良いのだろうか?

夜中にトイレに起きるよりは、口が渇いた状態で目覚めることを好む人もいれば、規則正しい睡眠よりも十分な水分補給を重視する人もいる。どちらが正しいのか? 科学が答えを出す。米サイト『Very Well Health』に掲載された記事の中で、心理学者であり公衆衛生学の専門家でもあるAshley Olivine(アシュリー・オリヴィーン)博士は、両者のメリットとデメリットについて重要な点を解説している。

どんなメリットがあるのか?

何事もほどほどが肝心だが、寝る前に水を飲むことは多くの面でメリットがあることがわかっている。まず、水分補給は健康維持に不可欠な条件だ。心身が十分に休息するためには、必要なものすべてがそろっていなければならず、とりわけ水分不足は避けなければならない。さらに、水を飲むことは夜間の空腹感を抑え、消化を助ける効果もある。1日に少なくともコップ8杯の水を飲むことが推奨されている。水分不足は便秘や消化器系の問題を引き起こす可能性があるからだ。

また、水分を摂ることは睡眠の質を向上させる効果もある。睡眠サイクルを含め、脳と体が正常に機能するためには、水は必要不可欠だ(寝る前にハーブティーのような温かい飲み物を摂るとリラックス効果があり、入眠に役立つ)。さらに、十分な水を摂取することは頭痛やけいれんを軽減する方法でもある(体は睡眠中も水分を必要とするため、就寝前に水分摂取量を減らすと脱水症状を起こす可能性もある)。

オリヴィーン氏はさらに、就寝前に水を飲むことは、メンタルヘルスの改善につながるだけでなく、抗不安作用や抗うつ作用もあると指摘している。

デメリットは何だろうか?

30歳を過ぎた成人は、夜間に平均して2回トイレに行く。まさにそこが問題なのだ。夜中に起きなければならない状況では、睡眠サイクルが乱れることになる。そのため、何度もトイレに行かなくて済むよう、寝る前には少量の水を飲むのが望ましいとされる。また、水を飲みすぎると不眠症を引き起こす可能性もある。特に、毎晩トイレへの往復を繰り返すことで、脳がそのパターンを記憶し、睡眠が中断されるという習慣から抜け出せなくなってしまうからだ。

そのように睡眠の中断が繰り返されると、必然的に休息時間が短くなることにつながり、その結果、再び眠りにつくのが難しくなる。カフェインやアルコールなどの他の要因が加わると、不眠症に陥るリスクが高まり、それがさまざまな健康問題の原因にもなる。

胃酸の逆流に悩む人にとって、就寝時間直前の水分摂取は症状を悪化させることもある。そのため、就寝の少なくとも30分前にコップ1杯の水を飲むことをおすすめする。

translation & adaptation: Akiko Eguchi

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