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腸内環境をケアする、簡単な朝の習慣

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腸内環境の状態は、私たちの気分にまで影響を与える。だからこそ、腸内環境を健康な状態に保つことは、朝、ベッドから起き上がる時から、私たちの日課の一部であるべきだ。一日を気持ちよくスタートさせるために、専門家たちがお勧めする簡単な習慣について、マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事よりお届け。

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朝の習慣は一日の調子を整え、腸内環境を最高の状態に保つのに役立つ。

「微生物群については、まだ多くのことが解明されていないが、専門家たちはすでに、脳の働きや気分・感情のコントロールなど、私たちの生活のさまざまな側面に影響を与えていることを知っている」とパスツール研究所は主張する。

では、どのような「微生物群に優しい」朝の習慣を取り入れるべきだろうか?

コーヒーの前にコップ一杯の水を飲む

腸内環境のバランスが悪いと、消化不良や免疫力の低下、特定の病気にかかるリスクが高くなる。

まずは、カフェインを摂取する前に水分補給をすることが重要だという。「腸の健康に大きな影響を与える最もシンプルな習慣は、一日の始まりにコップ一杯の水を飲むことです」と、腸の健康の専門家のDani Lebovitzは、『Well and Good』のウェブサイトで述べている。

さらに「水は栄養と老廃物を全身に循環させるだけでなく、腸内フローラの発達にも寄与します」とLebovitzはいう。2022年に行われた研究では、水の種類(ボトル入り、水道水、ろ過水)が腸内フローラの多様性に影響を与えることも明らかになった。

だからといってカフェインを断つべきか? そうとも言えない。少なくとも、コーヒーは消化を促進する可能性があるからだ。「しかし、多ければいいというものでもない。カフェインの摂り過ぎは腸の粘膜を刺激します」と『Well and Good』の管理栄養士、Kristin Draayerは説明する。

食物繊維が豊富な食品を選ぶ

当然のことながら、私たちが食べる食品の質も腸内環境の健康に大きな影響を与える。

食物繊維が豊富な食品は、朝の食事に欠かせない。微生物群の中の善玉菌がこの食物繊維を消費し、善玉菌をより多く発生させ、作り出すための燃料源として使うからだ。オートミール、果物、ナッツ類、種子類は、ベッドから出てすぐに消化器系の健康を高めるための最高の味方となる。

さらに、これらの食物繊維は血糖値を調整するのに役立つ。血糖値のピークを抑え、朝までエネルギーレベルを安定させる。

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