感情は人に伝染する? ストレスから身を守る方法
2023.7.26
2023.7.26
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しかし、この現象が一般的なものだとしたら、どの時点で問題になるのだろうか? 「自分自身が相手の感情に汚染され、その症状を感じるようになったとき」とDelphine Pyは答える。
「私たちがストレスを抱え込むと、それが害になることがあります。ストレスが身体に及ぼす影響は周知の通りですが、すでに基本的な不安を抱えている場合、そのストレスはより早くあなたをむしばみ、深い傷を残すことになるでしょう」と彼女は説明する。専門家によれば、感情の伝染はさまざまな感情に対して起こるが、不快とされる感情の場合、より早く起こるという。「ある研究では、喜びと怒りの感情の間では、最も早く薄れるのは喜びであった」
Delphine Pyは、自分の感情に敏感な人、つまり過敏な人ほどリスクが高いと説明する。「感情的知性が高かったり、罹患者(りかんしゃ:病気にかかっている人)と同じ社会的グループに属していたりすると、私たちも影響を受けやすくなります」
そして、この汚染から自分を守るためには、他人から逃げるのではなく、自分自身に関心を向けるべきなのだ。「他人を助けたいなら、自分が保たれていなければなりません。自分が元気でなければ、相手のために何かをすることはできないのです」と心理学者は言う。
Delphine Pyによれば、重要なのは他人と自分の感情を区別することを学び、他人の感情に直面したとき、自分の中で何が起こっているかに気づくこと。「他人の感情で自分を責めず、一息ついて、感じることです」
そして実際には、困難な状況にある愛する人に直面したとき、まず段階を踏んで、「あなたの苦しみを理解できるし、少しは感じている」と気持ちを伝えること。そうすることで、相手と一緒に病むことなく、あなたがそばにいること、相手の状況を理解していることを相手に伝えることができる。「誰かをサポートするということは、一緒に苦しむということではないのです」とDelphine Pyは結論づける。
Translation & adaptation: Ryoko Morita
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This article was published marieclaire.com
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