浦浜アリサ、大人デビュー! 女性も楽しめるサッカー観戦の新たな魅力
2023.5.31
2023.5.31
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この日の為に用意されたビュッフェは、レストラン「sio」オーナーシェフ鳥羽周作さん全面プロデュースのメニュー。鳥羽シェフご自身が元サッカー選手だったこともあり、親和性の高いタッグの面白さと、2020年から4年連続ミシュラン一つ星を獲得した、行きたくてもなかなか行けない、予約の取れない名店の味をここでいただける贅沢(ぜいたく)さに目が輝いてしまいました。
柑橘とナッツのサラダに、コクウマミートのラザーニャ、初ガツオのマリネにはビーツのサラダとともにイチゴのソースが添えられ、デザートには鳥羽シェフが監修する「パーラー大箸」ご自慢のプリンまで。どれもシンプルながらちゃんと「sio」らしい変化球を感じる美味しさで、「今日はノンアルコールかなぁ」とぼんやり抱いていた意思は早々に放棄して、一旦箸を置き、ビールを取りに列へと戻りました(笑)。
すると、なんと運良く鳥羽シェフを発見! 初めてお会いしたのでご挨拶をしつつ、「食べたかった『sio』の味が今日ここで初めて楽しめたのでとっても嬉(うれ)しい!」と興奮気味に伝えたのをきっかけに、とっても気さくでユーモアのある鳥羽さんとしばらく会話が弾みました。
私が「カツオと苺がこんなに合うなんてびっくりです」とメニューについて聞くと鳥羽さんは、「こういった場所でお出しするメニューって最適解を目指してるんですよね。年齢や性別問わずみんなが好きなものを集めると、色味が全部茶色になっちゃうから(笑)。でも、あんまりエッジィの効いたことだけやっちゃうと、イベントのカラーに合わない。僕の中で調味と調理の違いは本当に大きいので、素材の美味しさを活かしたまま僕なりのアクセントを加える調味というアプローチがそうやって伝わって、僕も嬉(うれ)しいですね」と。さらりとした会話の中でとても記憶に残る言葉が飛び出しました。計算し尽くされててすごい!
そうこうしているうちに、オープニングパフォーマンスが始まる時間に。座席に向かうと、外はすっかり日が暮れて夜の景色に変わっています。試合ももちろんですが、ナイトゲームのときはこれが私の大好きな瞬間のひとつ。国立競技場で上がる花火が圧巻なんです! ドローンとの合わせ技で、いつもすごく華やかな演出。これを見ながらのビールは進んじゃうんですよね。
そして両チームの選手入場。フィールド全体が温まったところでいよいよキックオフです。試合中は、両チームの応援歌が交互に響き渡り、サポーター同士の声量対決もちょっとした見物。川崎フロンターレもアウェー戦で人数が少ないのに全然負けていない熱量で押してきます。そんな両者の歌声をBGMに、選手とボールの動きを見逃さないよう視点は集中。審判のホイッスルやコーナーキックのたびに、集中しすぎて呼吸が浅くなっていた(時には忘れていた)ことに気づきます。
この日の試合は特に大荒れ! いつも以上に衝突して選手がピッチに倒れ込むシーンや、カードの動きも多く、しかも私が初めて目にする光景まで。スクリーンに「確認中」の文字が浮かびVAR(ビデオアシスタントレフェリー)のチェックが入ったので「もしや」と思ったら、掲げられたのはレッドカード。観戦に行くようになり今のところ一番激しい一戦かも、と思った瞬間でした。
同時に、昨年末のワールドカップでボールに埋め込まれたセンサーチップとVAR判定により認められた日本の奇跡の1ゴールを思い出し、VARがフェアな試合を行う上で欠かせないものになってきたことに、技術の進歩も感じました。
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浦浜アリサ
俳優・モデル。アメリカ人の父と、日本人の母の間に生まれ、兵庫県で育つ。 4歳からモデルとして活動をはじめ、15歳の時に「神戸コレクション2005 AUTUMN/WINTER」にてショーデビュー。 以降、国内外の様々な雑誌やブランドのショーに出演。2007年、MTV JAPANのVJとして司会業をスタートさせたのを機に、J-WAVEをはじめラジオでのDJ、イベントのMCも務めている。 現在は俳優としても、舞台や映画、ドラマに出演。Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス:シーズン2』が全世界配信中。
Instagram:@alisa_urahama
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