【2023年国際女性デー】“美”で世界の女性を応援する 10ブランドの取り組み

マックスマーラ

女性アーティストの新たな経験と発表の機会に寄与

1973年から、映画業界で働く女性の活躍を支援する「ウィメン･イン･フィルム」のサポートを続けるマックスマーラ。2005年には、マックスマーラとホワイトチャペル･ギャラリーとの協賛で「マックスマーラ アート･プライズ･フォー･ウィメン」を創設。

女性アーティストたちの能力を高める支援･育成を目的としたこの名誉ある賞の受賞者には、アーティスト自身の制作と提案に合わせ、イタリアでの6ヵ月の特別滞在の権利が贈られる。

さらに、そこで新たに得たインスピレーションをもとに制作した作品をホワイトチャペル･ギャラリーやマックスマーラが所有する美術館で発表する機会も与えられる。演劇やフィルムから絵画まで、幅広いアーティストのキャリアの前進に大きく寄与している。

ケリング

クリエイティブ分野での女性の地位向上を目指す

ケリングは2015年、カンヌ国際映画祭において、映画界の表舞台および裏側で活躍する女性たちの地位向上を支援し、光を当てる「ウーマン･イン･モーション」を発足。

依然として男女間の不平等が顕著であるアート、写真、デザイン、音楽、ダンスの分野にも活動の幅を広げ、アワードでは、各分野で活躍する女性たちを表彰。著名人たちが、それぞれの職業における女性の立場について意見交換をする機会も提供している。

日本では、今年も「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」にて、日本を代表する女性写真家や若手作家の展覧会を開催する。

クレ･ド･ポーボーテ

「ル･セラム」の売り上げの一部をアワード受賞者選定の慈善団体に寄付

2019年にユニセフと締結した、ジェンダー平等プログラムにおけるパートナーシップの一環として、女性教育に貢献した女性を表彰する「パワー･オブ･ラディアンス･アワード」を実施。第5回となる受賞者を3月に発表する（予定）。

それに伴い、クレ･ド･ポー ボーテの人気アイテム「ル･セラム」のグローバル売り上げから拠出した寄付金は、この受賞者が選定する、女性教育推進のために活動する慈善団体へ寄付される。

カルティエ

女性起業家をエンパワーメントし、2025年の日本国際博覧会にも参加表明

2006年に「カルティエ ウーマンズ イニシアチ ブ」（CWI）を創設し、社会にインパクトを与え る女性起業家を支援してきたカルティエ。2025年日本国際博覧会（大阪･関西万博）の企業･団体による「ウーマンズ パビリオン」の出展参加も表明し、さらに男女平等を促進するための取り組みを継続して、次世代のためによりよい未来を共創することを目指す。

「ウーマンズ パビリオン」の正式名称や詳細は未定だが、2025年4月13日から10月13日まで開催され、約2820万人の来場が見込まれる博覧会での活動に注目が集まっている。

ボビイ ブラウン

女性アーティストとコラボしたマルチアイテムを展開

2019年に「プリティ パワフルファンド」を立ち上げ、女性の社会進出を支援する機関への寄付をスタートしたボビイ ブラウン。3月は、本国アメリカの「Women’s History Month」にあたるため、この期間はさらに活動を強化している。

チークにもリップにも使えるマルチアイテム「プリティ パワフル」を、ニューヨーク出身の女性アーティスト、ジェイド･パープル･ブラウンさんとコラボしたパッケージで展開し、ボビイ ブラウンがコミットする「女性のエンパワーメ ントとジェンダー平等の実現」を表現。ジェンダー平等に力を入れて活動しているNPO団体を通じて、これまでに150万ドル（約2億円）以上の寄付を行っている。

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