ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃、ジョージ王子をイートン校に通わせるかどうかで“かなりの緊張状態”
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子育てに関する悩みはどの家庭にもつきものだが、約1000年の歴史を持つ英国王室の後継者を育てるとなると、心配ごとが“国家問題”に? 2023年5月におこなわれたチャールズ国王とカミラ王妃の戴冠式で、当時9歳のジョージ王子がチャールズ国王の付き添い役を務めることについて、ウィリアム皇太子夫妻とバッキンガム宮殿が“もめた”と報じられた。今回はそのジョージ王子の進路をめぐって、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃の間で意見が分かれているという。マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。
ここ数年間、この決断について皇太子夫妻の間で議論が交わされていたというが、ついに片方の親が勝利を収めたようだ。
2023年初め、『Marie Claire』は、プリンス&プリンセス・オブ・ウェールズが長男ジョージ王子の祖父チャールズ国王の戴冠式における役割をめぐって、“ちょっとした口論”になっていると報じた(『戴冠式でのジョージ王子の役割をめぐって「ちょっとした口論」が起きているらしい』)。
しかし、この“口論”の時はウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は同じ側についていたようだ。2人はページ・オブ・オナー(式典中、国王と王妃に付き添う役割で、儀式用の重いローブの裾を持つことを含む※編集部注)という役割がジョージ王子に過度なプレッシャーを与えてしまうのではないかと心配していたが、最終的には5月6日(現地時間)に目にした通り、バッキンガム宮殿側が勝利を収め、ジョージ王子はすべてをそつなくこなしたようだ。
そして、このところ、ジョージ王子が将来イートン校で過ごす可能性について、さまざまな議論がなされている。
イートン校はジョージ王子の父ウィリアム皇太子も叔父ヘンリー王子も通っていた学校だ。両名とも13歳から18歳までの男子を教育する学校であるイートン校に寄宿していた。(ジョージ王子は2026年7月22日に13歳になり、入学が許可されれば、その秋からイートン校に通うことになる)。今年の夏の初めに、ウィリアム皇太子、キャサリン妃、ジョージ王子がこの特権階級のための寄宿学校を訪れる姿が目撃されており、ジョージ王子は将来イートン校に通う可能性が高いことを示していた。ジョージ王子がイートン校に入学するとなれば2026年秋からだが、同校への入学を希望する男子は、10歳になる年の6月30日までに登録しなければならず、それは今年の夏のことだった(ジョージ王子は7月22日に10歳になった)。イートン校は、ジョージ王子が両親と妹のシャーロット王女、弟のルイ王子と暮らすウィンザーのアデレード・コテージから遠くない。
ジョージ王子は来月、イートン校の入学試験を受けることになるようだが、偶然にもその同じ週、ウィリアム皇太子は第3回「アースショット賞」(2020年にウィリアム皇太子と王立財団が創設した、環境保護への貢献に対して授与される賞※編集部注)の授賞式でシンガポールに滞在する。ジョージ王子の教育面での将来にとって、この試験が重要であることを強調するため、キャサリン妃は長男の受験に立ち会うことを優先し、夫とシンガポールへ旅するのを見合わせることにした。アースショット賞の授賞式が2021年に始まって以来、キャサリン妃が出席しないのは初めてのこととなる。
英誌『OK』によると、ジョージ王子をめぐって、またもや意見の対立が起きている。今回はイートン校についてで、今回はウィリアム皇太子とキャサリン妃は同じ側ではないようだ。同誌によると、ジョージ王子をイートン校に入学させるという決定について「多くの緊張がある」といい、キャサリン妃は「断固として反対している」という。
「キャサリン妃はジョージ王子をあのような堅苦しい、上流階級の組織に入れることは、王室を近代化するという自分たちの努力に反すると考えています」とある情報筋は語った。「それに、彼女はジョージ王子と離れるのがさみしいのでしょう」
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夫妻はこの件について「何年も言い争ってきた」が、「最終的には彼(ウィリアム皇太子)が勝った」という。ジョージ王子自身もこの決断に一役買ったようで、「彼は父親と同じようになりたがっている」と伝えられている。もちろんイートン校に通ったウィリアム皇太子のことだ。3年後にジョージ王子を送り出すことについて、キャサリン妃は「最終的には聞き入れたものの、まだ心を痛めている」とのこと。「彼女自身、初めての寄宿学校でひどいいじめにあい、ジョージ王子がその苦しみを味わうかもしれないことを思うと耐えられないのです」
イートン校はアデレード・コテージからわずか10分のところにあり、”寄宿制”とはいえ、「ジョージ王子が週末ごとに帰宅できるくらい近い」ことは、もちろんいいニュースだ。(ウィリアム皇太子はイートン校在学中、エリザベス女王がウィンザー城に滞在している間、非常に近くにいたため、よくお茶を飲みに訪れていたそうだ)
そして、キャサリン妃は「家族がバラバラになっていく」と感じているらしいことに加え、シャーロット王女とルイ王子が将来、寄宿学校に通うことについても懸念しているようだ。「ウィリアム皇太子が他の2人の子どもたちを次に送り出すよう、主張するのではないかという心配もある」と言われている(少し大げさな言い方だが、感傷的なのは変わらない)。「キャサリン妃はこれがすべて”王室の義務”の一部であることを知っている」が、「今現在、夫との関係はかなりピリピリしています」。
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