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英・キャサリン皇太子妃が明かす、子どもたちの「命名」へのプレッシャー

©︎WPA Pool/Getty Images

約1000年の歴史を持つ英国王室で、将来国王になる運命にある子どもの名前をつけることは、ウィリアム皇太子・キャサリン皇太子妃夫妻にとって、かなりのプレッシャーだったようだ。また、キャサリン皇太子妃はジョージ王子を妊娠中、心に決めていた“別の”名前があったという。マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。

キャサリン皇太子妃は、ウィリアム皇太子との3人の子どもの名付けに「大きなプレッシャー」を感じていたことを率直に認めた

おもしろい事実:ジョージ王子のファーストネームは、ほとんど違うものになるはずだった。

ウィリアム皇太子一家の家族写真。2022年のクリスマスカードの写真として公開された

どんな親でも、子どもに名前をつける時には必ずプレッシャーを感じるものだ。結局のところ、ニックネームがかなり主要な部分にはなる。しかし、将来のイギリス国王に名前をつけなければならないことを想像してみてほしい。世界中があなたの決断を心待ちにする中で、その子の一生だけでなく、歴史を通して覚えられる名前となる。王位継承者の妹弟も同様で、彼らの名前も熱狂と興奮をもって予想されていた。

キャサリン皇太子妃は王室の公務である病院を訪れた際に、率直な気持ちを打ち明けており、夫のウィリアム皇太子とともに、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の名前を決める時には「大きなプレッシャー」があったことを認めたと、英紙『The Mirror』は報じている。

女王の両隣に座っているのが、サバンナとアイラ・フィリップス。アイラの膝に座っているのがルーカス・ティンダル。2列目、シャーロット王女の隣がミア・ティンダル、ジョージ王子のお隣がレナ・ティンダル

亡きエリザベス女王のひ孫の中には、ユニークで現代的な名前を持つ子もいる。女王の最年長の孫ピーター・フィリップス(チャールズ国王の妹であるアン王女の長男※編集部注)の娘たちの名前は、サバンナとアイラ・フィリップスである。そしてザラ・ティンダル(アン王女の長女※編集部注)の子どもたちの名前はミア、レナ、そしてルーカス・ティンダル。ベアトリス王女(チャールズ国王の弟であるアンドルー王子の長女※編集部注)の娘の名前はシエナ・マペッリ・モッツィ。そしてヘンリー王子の子どもたちさえも、アーチー王子とリリベット王女だ(後者はエリザベス女王の家族内のニックネームにちなんでいる)。

ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は、選択したにせよ強制されたにせよ、3人の子どもたちにより伝統的な道を選んだ。キャサリン皇太子妃は、ロイヤル・サリー・カウンティ病院の産科病棟を訪れていたカップルとの会話の中で、自身の難しい決断について語り、自分たちが命名すること、そして選んだ名前を発表することへのプレッシャーに苦労したことを認めた。

ロイヤル・サリー・カウンティ病院を訪れた際のキャサリン妃

「彼女はただ、自身の子どもたちの名前について、どうやって選んだかも含め、話してくれたわ」と新米ママのエイミーは米誌『People』に語っている。「彼らの好きな名前だと言っていました。そして、間違いなく世界中が彼らの子どもたちの名前が決まるのを心待ちにしていたから、それはかなり大きなプレッシャーだったみたい!」

ジャーナリスト兼王室専門家のケイティー・ニコル氏によると、ジョージ王子はどうやらジョージになる予定はなく、アレキサンダーになるはずだったようだ。キャサリン皇太子妃はアレキサンダーという名前に“心を決めていた”ようだが、皇太子夫妻は第1子が男の子か女の子か、生まれる瞬間までわからなかったという。

「宮殿の人たちは2人が生まれてくる赤ちゃんの性別を知らなかったといい、夫妻に近い友人たちはウィリアム皇太子がサプライズを望んでいたと主張しています」とニコル氏は語った。「ケイト(キャサリン皇太子妃)は男の子だと感づいていたようで、アレキサンダーという名前に心を決めていたようですが、2人はまだ長男を何と呼ぶか決めていませんでした」

『The Mirror』によると、子どもの名前の候補を書いた紙を自宅の床に貼り、愛犬ルポがどれに引き寄せられるかを確かめたところ、ジョージを選んだのだとか

米版『Marie Claire』が以前報じた、涙を誘う話(『ウィリアム王子とケイト妃がジョージ王子の名前を選んだ理由』)によると、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃がジョージという名前に決める手助けをしたのは、他でもない家族の当時の愛犬ルポ(皇太子夫妻が2012年に引き取ったイングリッシュ・コッカー・スパニエル※編集部注)だったようだ。キャサリン皇太子妃は、ジョージと名付けられる男の子を妊娠中、彼のことを「私たちの小さなブドウ」と呼び、よく蹴るので男の子ではないかとうすうす感づいていたとニコル氏は付け加えた。

2023年5月の戴冠式では、当時9歳でチャールズ国王の付き添い役を務めたジョージ王子

ジョージ王子のフルネームは、ジョージ・アレキサンダー・ルイなので、ウィリアム皇太子と共通のミドルネームであり、チャールズ国王の“祖父”的存在であるルイ・マウントバッテン卿(エリザベス女王の夫フィリップ殿下の叔父※編集部注)にちなんだルイという名前とともに、アレキサンダーという名前も結局のところ採用されたこととなる。

ルイ王子、シャーロット王女
戴冠式でのシャーロット王女とルイ王子。 ©️WPA Pool/Getty Images

ルイ王子のフルネームは、ルイ・アーサー・チャールズで、アーサーはウィリアム皇太子のミドルネームでもあり、チャールズという名前については、かなり明白だ。シャーロット王女に関しては、ファーストネームはチャールズの女性形であり、エリザベスとダイアナという二つのミドルネームは、英国王室における最も伝説的な2人の女性に敬意を表している。

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