英・ジョージ王子が10歳のお誕生日。キャサリン皇太子妃の“普通”の子育てで「素晴らしい少年」に!
2023.7.22

Karwai Tang / Getty Images
英王室ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃の長男で、王位継承順位第2位のジョージ王子が2023年7月22日、お誕生日を迎え、記念すべき節目の10歳に。
2023.7.22
Karwai Tang / Getty Images
英王室ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃の長男で、王位継承順位第2位のジョージ王子が2023年7月22日、お誕生日を迎え、記念すべき節目の10歳に。
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今年5月に行われたチャールズ国王とカミラ王妃の戴冠式では、式典中、国王に付き添う「ページ・オブ・オナー」という公式の役割を当時9歳にして任され、立派に大役を務めたことで注目を集めたジョージ王子。公の場ではシャイな印象とも言われるが、すでに将来、国王になる運命を認識しているという。マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。
ジョージ王子が2桁の数字となる節目のお誕生日を迎え、将来国王となる運命に年々、足を踏み入れている。ジョージ王子の両親であるウェールズ皇太子夫妻は、王室という人目にさらされる場で暮らしながらも、ジョージ王子とその妹シャーロット王女、弟ルイ王子ができるだけ普通の子ども時代を過ごせるように注力しているが、米誌『People』は、ジョージ王子はいつか国王になることに気づいていると報じた。
伝記作家で王室専門家のロバート・レイシー氏が以前報じたところによると、ジョージ王子がそれを知ったのは2020年にさかのぼる(その年のいつだったかにもよるが、6歳か7歳の時と思われる)。その会話は「ウェールズ皇太子夫妻の選択で、事前に考えられたタイミング」で行われたと記した。一方で、ウィリアム皇太子の子どもの頃を振り返り、「王室の運命に関わるすべての仕事は、最初から彼のまわりをつきまとっていて、行き当たりばったりのやり方だったことにウィリアム王子は不満を抱いていました」と付け加えている。
レイシー氏は英紙『The Mirror』で、「ウィリアム皇太子が彼の息子にいつ、どのようにして、(将来国王になるという)大ニュースを打ち明けたのか、世間に明らかにしていない」と前置きした上で、「ジョージ王子はいつか自分でそのことを話してくれるかもしれない。しかし2020年の夏、7歳の誕生日を迎える頃、夫妻は小さなプリンスに将来の“奉仕と義務”の人生がどのようなものになるか、より詳細に説明したと考えられている」とつづった。
とはいえ、ウェールズ皇太子一家の子どもたちが長年愛用している子ども服ブランドのデザイナー、アマイア・アリエッタ氏は「ジョージ王子は早くからほとんど知っていたと思います」と『People』誌に語っている。「王子にはいつも重要な役割がありました。亡き曽祖母エリザベス女王や曽祖父フィリップ王配との行事に、王子だけが参加することも多く、そこに彼の妹弟はいませんでした。皇太子夫妻とジョージ王子は、かなり早い段階から、そのような会話を交わしていたに違いないと私は思っています」
2016年、ウィリアム皇太子は英「BBC」の取材で、自身とキャサリン皇太子妃がジョージ王子にいつ話すかについては、「時と場所を考えて」と明かしており、「今はただ、彼のまわりに安全で安定した環境を保ち、できる限りの愛情を注ぐことです」と語った。
ある王室関係者は「皇太子夫妻が、最善の方法でジョージ王子に知らせていると確信しています。王子にとってあまり負担にならないように」と『People』誌の取材で話したという。
ジョージ王子は、ウィリアム皇太子も含め、これまでの王位継承者たちとは異なる方法で育てられており、その変化の多くは、キャサリン皇太子妃によるものだと同誌は報じている。「ウェールズ一家の子どもたちはとても幸せそうに暮らしています」とある王室関係者は語ったという。「その変化の多くはキャサリン妃がもたらす安定した“普通さ”によるものです。彼女自身がそのように育ったのです。ウィリアム皇太子は(その子育てを)とても気に入っています」
また、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が「意識的に“普通”の感覚を保とうとしている」と、一家に近い人物が同誌に証言。チャールズ国王が、母エリザベス女王が長期の公務に出かける間、祖母である“クイーンマザー”ことエリザベス皇太后と乳母に何か月も預けられていた時代とはすっかり変わった感があるとし、皇太子夫妻が「そういう(以前の王室の)子育てをすることは考えられません」と語ったという。
むしろまったく逆で、夫妻は生後9か月のジョージ王子をニュージーランドとオーストラリア訪問の際に連れて行った。それはダイアナ元妃が生後9か月のウィリアム王子(当時)を同行させた前例にならってのことで、「ウィリアム王子を連れて行くことで、(これまでの外遊とは)まったく違うものになった」と『Royal Visits to Australia』の著者であるジェーン・コナーズ氏は語っている。「ダイアナ元妃は新鮮な空気を吹き込むような存在で、とてもモダンな人物だったという非常に多くのエピソードがある。その影響力は絶大でした」
ウィリアム皇太子の子ども時代は、ジョージ王子、シャーロット王女、そしてルイ王子が送る現在の“普通”の生活に一歩近づいていたものの、「皇太子は両親の不幸な結婚生活と望まないカメラマンからの注目にひどく傷つけられながら育ったため、3人の子どもたちの日常生活におけるプライバシーを望むようになった」と『People』誌は報じている。
「(当時)ウィリアム王子が下校するときは、サーカスみたいなものでした」と王室専門誌編集長のイングリッド・スワード氏は明かし、「かわいそうな小さな少年は(写真撮影を)しなければならなかった。ありがたいことに、今はもっとプライベートな雰囲気です」と語った。
10歳という、節目の誕生日を迎えたジョージ王子。『People』誌によると、シャーロット王女やルイ王子に比べるとシャイに見えるが、「素晴らしい少年だ」と皇太子一家に近しい友人が語っているという。この“将来の国王”について、先述のアマイア・アリエッタ氏は、「ジョージ王子は今では(国王になることを)シミュレーションできていると思います。彼は本当に成長していて、これまで以上にリラックスしていることがわかると思いますよ」。
Translation & adaptation: Akiko Eguchi
チャールズ国王戴冠式で活躍期待のジョージ王子、カミラ王妃も身内の参加をゴリ押し?
キャサリン皇太子妃が新聞に寄稿、5歳までの幼児教育の重要性を訴える
This article was published marieclaire.com
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