ロエベ【2024年春夏パリコレクション】
2023.11.8
2024年春夏のパリコレクション。モードの最高峰といわれるパリならではの多彩な新作が披露された。それらの中から、マリ・クレールデジタル編集長の宮智泉が注目のブランドをピックアップ。
日常着にフォーカスしながら、プロポーションの変化で新たなシルエットを打ち出したのは、「ロエベ」。ヴァンセンヌ城に設けられた会場内には、アメリカの女性彫刻家リンダ・ベングリスの大きなブロンズ製の作品が6点展示された。
最初に登場したのは、デフォルメされたような大きな金ボタンのついたニットのケープ。太い毛糸で編んだ大きな編み目の細長いシルエットだ。組み合わせたのは新たなトレンドとなりそうなハイウェストのデニムのパンツ。ジャケットやカーディガンなどの日常着にひねりが加えられている。
またパンツのウエストやドレスの胸元に留められたゴールドの巨大なピンのほか、イヤリングなどは、リンダ・ベングリスによるアーティスティックなデザインだ。
text: Izumi Miyachi
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