英・キャサリン皇太子妃はZARAを愛用! 王室女性たちの上品ジャケット&パンツスタイルを拝見
Mark Cuthbert / Getty Images
セレブのパンツスーツブームが続く中、ヨーロッパ王室のクイーン&プリンセスの間でも、“きちんと”と“かっこいい”を両立するジャケット&パンツスタイルが流行中。この秋は公務のたびにパンツスーツルックでさっそうと登場し、話題を呼んでいる英・キャサリン皇太子妃をはじめ、上品さに定評のある王室の女性たちのエレガントなパンツコーディネートは必見。フェミニンなヘアスタイルや小物使いでビジネスっぽくなりすぎない、ロイヤル流“パワーウーマン”な着こなしテクをチェックして!
英・キャサリン皇太子妃は“ジャケパン”をレディライクに仕上げるスタイルがこの秋の定番
2枚目に全身コーディネートが紹介されている
2023年9月12日(以下、すべて現地時間)、英・サリー州の刑務所の依存症サービスを視察したキャサリン皇太子妃は、深いブルーのパンツスーツで秋の装いをスタート。細身シルエットのジャケットとセンタープレス入りのスレンダーなパンツは、御用達ブランド、アレキサンダー・マックイーンのもの。スーツとワントーンで揃えたパンプスも公務スタイルにたびたび登場するジャンビト・ロッシのもので、インナーはシンプルなホワイトトップスで明るさをプラス。3人の子どもたちのイニシャルが刻まれたダニエラ・ドレイパーのネックレスをポイントにした。
この日、話題になったのは、キャサリン妃の新しいヘアスタイル。前髪をふんわりとセンターで分け、ロングヘアをゆるウェーブにスタイリング。端正できちんと感が高いスーツルックをソフトな印象に仕上げた。もうひとつ、握手する時に注目を集めたのが、2本の指をテーピングで固定していたキャサリン妃の右手! 英誌『HELLO!』によると、3人の子どもたちと登校前にトランポリンで遊ぶ習慣があるというキャサリン妃は、飛び跳ねた際に怪我をしてしまったと理由を説明。「私自身のせいなんです」と明かしたという。
キャサリン皇太子妃の公務中の様子も紹介されている
9月26日、イングランド北部の都市リーズとランカスターを訪れた際にもパンツスーツ姿を披露。秋らしく落ち着いたトーンのグリーンで、シックなムードが漂う1着は、イギリスを代表するラグジュアリーブランド、バーバリーのもので、このフォレストグリーン色はカスタムメイド。インナーにはV開きのブラウスでさりげない肌感を利かせた。
足元にはポインテッドトゥがエレガントな、8.5cmのブロックヒールのスエードパンプスをチョイス。スーツと同じグリーン系で、ワイドパンツとのリンク感をアップさせた。こちらはエミー・ロンドンのもので、公の場で目撃されているだけでも13足にも及ぶと言われるキャサリン妃の愛用ブランド。ジュエリーはゴールド系で華やかに、エコフレンドリーで知られるローラ・ロンバルディのチェーンネックレスと、パールが並ぶシャイラ・ジュエリーのフープピアスで主張しすぎることなく、効果的なアクセントにしている。
バーバリーのスーツに、同系色のボウタイブラウスを合わせたキャサリン皇太子妃
このスーツは今年3月に、ウィンザー城でノルウェー王室のホーコン王太子・メッテ=マリット王太子妃夫妻と対面した際にも着用していたもので、インナーが違うだけで、ぐんと印象が変わることを証明したキャサリン妃。
今回の公務で、キャサリン妃は2つのテキスタイル工場を視察。そのうち、リーズ郊外にある家族経営の伝統的な織物工場、AWヘインズワースは、キャサリン妃の父方であるミドルトン家の曽祖父が取締役を務めていたという縁があったのだとか。さらに同社は衛兵の儀式用制服の生地を製造しており、亡きエリザベス女王とチャールズ国王の戴冠式でも使用されていたという。
全身コーディネートやヘアスタイルのアップも紹介されている
9月27日、ケント州にあるオーチャード・センターを訪問し、特別な教育の必要性や障害を持つ子どもたちと楽しいひとときを過ごしたキャサリン皇太子妃。秋のトレンドカラーとして注目を集める「赤」を主役にした“ジャケパン”スタイルで登場した。ニュアンスあるツイード調素材で、パワーショルダーが存在感を発揮するダブルジャケットはZARA(ザラ)のもので、色違いで白も活躍させている大のお気に入り。この日のキャサリン妃はゴールドボタンがキラリと光るインパクト抜群な赤ジャケットから、上品シンプルなベージュトップスをのぞかせた。ベーシックなセンタープレス入りのブラックパンツの足元にはBODEN(ボーデン)のスクエアバックル付きローヒールシューズを選んで、ほんのりリラックス感を添えている。
そしてここでも新鮮なヘアスタイルが話題に! 子どもたちと遊ぶことを考慮してか、豊かなロングヘアを低い位置でマダム風のシニヨンにして、コンパクトに。前髪は重めに残しつつ、右分けにして優しげに、エレガントなオーラを放った。
2022年コペンハーゲン訪問の際、ZARAの赤ジャケットから、白ブラウスのフリルをのぞかせたキャサリン皇太子妃。ジャーナリストで王室専門家のユージェニア・ガラヴァーニの投稿では全身コーディネートも紹介されている
着まわしプリンセスとして有名なキャサリン妃は、このZARAのジャケットを何度か公務で着用。2022年にデンマーク・コペンハーゲンを訪れた際や、2021年7月、サッカーの「ユーロ2020」イングランド対イタリアの決勝戦を観戦した時にも目撃されている。
皇太子妃となってから、パンツスーツ率がぐんとアップしたと言われるキャサリン妃。“ケイト・ミドルトン”の頃からファッションを追い続けているファンブログによると、この9月は10回の公務のうち、なんと8回が“ジャケパン”スタイルだったそう。同ブログは、公務でのファッションに注目が集まりがちなため、“お決まり”のスタイルを作ることで、公務の内容に目を向けてもらおうという意図なのではと分析している。
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