木村文乃×広瀬アリス 対談　ドラマ「七人の秘書」が映画になって帰ってきた

──多忙な日々のリラックス方法は？

木村：今回の現場では、わざといたずらをしたりして、みんなにかまってもらいました（笑）。現場でかまってもらうことで、笑い合えたりできてすごく癒やされました。この話をすると、現場でそんなことをしているの？と結構びっくりされますが、みんな、ちゃんとかまってくれるので、ありがたいと思いながら癒やされていました。

広瀬：私は、ストレスを感じていることに気が付くのが遅いので、結果的にはストレスが結構たまってしまっていて……。

そんな時は、いつも大好きなゲームで発散しています。相手を倒すゲームで、どんどん倒しまくって、勝つと気分がスッキリするんです（笑）。もうひとつ、めちゃくちゃ痛いマッサージを受けるのもスカッとして、おすすめです

──長丁場の撮影でモチベーションを保つ秘訣(は？

広瀬：撮影をスムーズに進めて帰宅すること。家でゆっくりすると、自然とリラックスして「よし、明日も頑張ろう」って思えるし、時間がなくて飲めないと思っていたビールが飲めたりとか、そういうささいなことがモチベーションになりました。

木村：ちょっとゆっくりできる時間を持つことが、モチベーションを保つことにつながった気がします。

──地方ロケでの楽しみは？

木村：私はスキーが好きなので、スキーをしました！

広瀬：スキー場に行ったの？　全然知らなかった〜。私は、入浴剤が楽しみでした。夜の撮影が多かったので、現場とホテルの往復が多かった。だから、ホテルに戻ったら自宅から持ってきた入浴剤を、ふだん1個のところ、2個入れて濃厚にして湯船につかったりして、そんな感じでお風呂の時間を楽しんでいました。

──スクリーンで繰り広げられるスマートなアクションが印象的でした。どんなふうにあのシーンを作り上げたのですか？

木村：アクションシーンは、技の完成度というよりも、いかに華麗に美しく魅せるかということに重きを置きました。だから、アクションを練習するのではなく、ある程度、アクションの形を教えてもらって、あとはどうやったらドレスがきれいに見えるか、足さばきがカッコよく見えるか、そういう動きの美しさみたいな部分を監督と一緒に追求しました。

広瀬： 私は役柄的にアクションシーンがないんです。皆さんのアクションがとてもかっこよくて、モニターでずっと見ていました。木村さん、菜々緒さん、優子さん、皆さん、きれいに動いていて羨ましかった！

木村：でもね、一番動けるのは、ウンギョン（ハッカー秘書の朴四朗役）ちゃんだと思う。体がキレッキレですごく機敏にアクションをこなしてた。一番アクションを楽しんでいたと思います。

広瀬：確かにキレッキレでしたね。私もアクションに参加した〜い。　

木村：末っ子秘書の七菜がアクションする日は来るのかな？

広瀬：撮影の初日にウェディングドレス姿でラーメンを食べるシーンを撮ったんですけど、その時に監督が、「この極寒で撮影したら、続編はどこでもできるね」って言っていたので、続編があるかも!?　それを楽しみに、私にもアクションシーンを演じられる日がくることを祈っています。

木村：そうだね。次は暖かいところがいいよね。

広瀬：私は、快適な気候の夏の北海道でアクションシーンやりたいです。

木村：それ最高だね！

©︎marie claire/photo: Tomoko Hagimoto、interview & text: Miyuki Kikuchi
木村文乃/ hair make-up: Yoko Imura（éclat）、 styling: Hiromi Shintani（Bipost）
広瀬アリス/ hair make-up: Ai Miyamoto（yosine.）、styling: Hirotaka Kajiwara（Stie-Lo）

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