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注目の1月ドラマ『ファイトソング』に出演、間宮祥太朗の魅力とは

2022年が明け、いよいよ1月期のテレビドラマがスタートします。なかでもとくに注目すべきイケメンについて、彼らの軌跡とともにオススメの出演作品をご紹介。今回スポットを当てるのは本日1月11日スタート『ファイトソング』(火曜22時~TBS系)に出演する間宮祥太朗(まみや しょうたろう)さんです。


主人公をめぐって菊池風磨と繰り広げる三角関係の行方

空手の日本代表を目指していたのに突如としてその夢を絶たれてしまった女の子が、ひょんなことから “一発屋”の落ちぶれミュージシャンと出会い、そこに幼馴染もからんで三角関係の恋を繰り広げるヒューマンラブコメディ『ファイトソング』。

脚本を手掛けるのは、『この世界の片隅に』(2018年、TBS)や『ひよっこ』(2017年、NHK)など数多くのヒット作を手がけてきた岡田惠和。ヒロインを演じる清原果耶にとって、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』(2021年、NHK)以後初のドラマ出演で、しかも民放ドラマの主演も初めてということで話題の作品である。

そんな本作で、「あと2ヶ月でヒット曲を出さなければクビ」と事務所から宣告され、曲作りのためにヒロインと“条件つきの恋愛”をするミュージシャンを演じるのが間宮祥太朗だ。

『ファイトソング』1月11日より毎週火曜22時~TBS系で放送スタート。主人公の木皿花枝を清原果耶(中央)、花枝が空手の試合前に必ず聞いていた勝負曲を作ったミュージシャン・芦田春樹を間宮祥太朗(左)、花枝の幼馴染で現在はハウスクリーニング業を営む夏川慎吾を菊池風磨(右)が演じる。清原の民放ドラマ初主演作としても話題に

2008年、『スクラップ・ティーチャー〜教師再生~』(日本テレビ)で俳優デビューして以降、ドラマ、映画、CMと幅広いジャンルで活躍する間宮クン。

『半分、青い。』(2018年、NHK)で、堅実な人生にあきたらず妻と娘を捨てて夢に突っ走る男になったと思えば、『BG〜身辺警護人〜』(2018年、2020年、テレビ朝日)では、ノリの軽い新人から徐々に凛々しく成長していくガードマンを演じ、そして『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(2021年、TBS)では、一見ドSだけど実は後輩の面倒見がいい敏腕編集者になりきる——と、どんなキャラクターにもごく自然にハマってしまうのが、彼が引っ張りだこな理由かもしれない。

「エモい青春モノ」で終わらない、衝撃のラスト

そんな間宮クンが、明るく爽やかな青春に背を向けた、ある意味リアルな高校生を演じた映画が『殺さない彼と死なない彼女』(2019年)である。漫画家・世紀末がTwitterに投稿してバズった4コマ漫画が原作だ。

高校生活に失望し、近づく者は「殺すぞ」「死ね」のふた言でシャットアウト、無関心で無感動な毎日を送っていた小坂れい(間宮)は、ある日学校で奇妙な行動をする女子に目を止める。ゴミ箱に捨てられた蜂の死骸を拾い、大切そうに運ぶ彼女の名は、鹿野なな(桜井日奈子)。

「何やってんだ?」と尋ねると、蜂を埋葬してやるのだという。虫をゴミ扱いする奴は大嫌いと吐き捨て、小さな命も大切にする心がある一方、実はリストカット常習者で「死にたい」が口癖の鹿野に出会い、小坂の胸には高校入学以来初めて「興味」という感情が生まれたのだった。小坂と鹿野の奇妙な交流を軸に、同じ高校に通う生徒たちが繰り広げる拙い恋のエピソードが描かれていく。

自分の感情を持て余し気味で、恋にも友情にも器用に向き合えない高校生たちの姿を観ているうちに、 “子どもと大人の間にいた頃の自分”を思い出して甘酸っぱい気持ちになる人は少なくないはず。そんなエモい青春モノかと思いきや、ラストには衝撃の出来事が待っている。最後まで目が離せない作品だ。

「殺さない彼と死なない彼女」Huluで配信中 ©2019『殺さない彼と死なない彼女』製作委員会

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香月友里

かづき ゆり   フリーライター。出版社の編集者を経てライターに。同居する5匹の犬猫たちにお仕えしながら、映画とドラマと演劇とJ-POPにどっぷり浸る日々を送る

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